雨の音で目が覚めた。枕元に置いた携帯を見ると、5時59分。珍しく怜王は、まだ眠っているようだ。そのまま起床。 怜王は6時半頃に起きて来て、昨夜からの予告朝食のカレーを朝から食べた。が昨日ぶつけた前歯が微妙に痛いようで、豚肉が噛み切れず半分ほど食べたところでギブアップ。噛むことのないヨーグルトを食べてから、プレステでファイナルファンタジー12をやり始めた。 10時過ぎ、三人で部屋を出る。台風14号が接近しているため、かなりの雨が降っていた。目黒駅から山手線に乗り、東京駅へ。東海道新幹線乗りがへ行き(僕は入場券)11:20発ののぞみにふたりは乗った。 怜王は新幹線に乗るのははじめてで、「かめら かめら」と言いながらのぞみの写真を撮ったり僕の写真を撮ったりで大はしゃぎ。 だがしかし出発時間が近くなって、僕がふたりの写真を撮るころになると半べそ状態…。それでも「ばいばい…」と手を振っていたがその直後涙が…」「どうしておとうさん いっしょにいかないの…」 走り出すまでホームにいようかと思ったがより怜王の感情を高めさせてしまうと思い、出発を待たずにのぞみから離れホームを降り山手線乗り場へ向った。しかし途中で気になって妻に電話を入れると「泣いてるよ」と言うので電話に出てもらうと「ぐすん ぐすん あああ○×!△□」としゃくり上げるように泣き意味不明の声…。怜王もずいぶんお兄ちゃんになったものだと思いつつ、目頭が熱くなった…。 山手線で秋葉原まで行き、丁度ホームに入って来た総武線に乗り幕張駅まで。雨脚はさらに強くなって来ていて、さらに風も強くなりつつあり実家の近くまで来たとき傘の骨が1本折れてしまった…。 実家では父も母も弟Mも元気そのもので、3時半過ぎまで楽しく歓談し弟からエルスケンの写真集2冊、「エンゼルフィッシュ(現ガービッジのボーカル・シャーリーが在籍していたバンド」」とクリームの「グッバイクリーム(LPは当時買っていたが、CDはないので嬉しかった)」を譲りくけ帰路についた。 帰宅後赤ワインを飲みながら、エンゼルフィッシュとクリームをiBookで聴きながらエルスケンの2冊の写真集を数回繰り返し見る。エルスケンの写真集は過去に何度か見たことがあったが写真集を購入していなかったのでじっくり隅々まで見るのは今日がはじめて。 「アムステルダム」はクラインの「ニューヨーク」を上回る密度であることにあらためて驚愕し、「ワンス・アポン・ア・タイム」も素晴らしい作品ばかりでスナップの極致を見る思い(覆い焼き焼き込みが荒々しく感じたが、その荒々しプリント加減が時代であるし持ち味になっていると感じた)であった。 2枚のアルバムと2冊の写真集を見終わると、1作まだ見ていなかったDVD「バトル・オブ・マジック(マーリンと魔法の神々)」を見る。ストーリーは面白いのだが、どうも展開がぎくしゃくしているような印象。それに誰ひとりとして、魅力的な登場人物がいないのもいまひとつと感じた要因か…。
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2010年10月30日(sat)
No.398
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