ys diary
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3月30日

 昨夜9時過ぎに穏やかに眠った怜王であったが、11時過ぎ大泣きをして目を覚まし、しばらくぐずった。妻に「今日は楽しかったんじゃないの?」と言われても我関せずで、ひたすら大泣き…。
 もしかしたら碑文谷公園の「さくらフェスティバル」で楽しそうにしていたが、唯一「地震体験」では表情がこわばって余裕がなく僕を見る視線に「こわいよ… えーっ こんなかっこわるいところ とるの?」そんなニュアンスが感じ取れる瞬間があったのを思い出した。口には出さなかったが、怖かったに違い。
 そんな怜王は零時過ぎ泣きつかれたのか自然に眠り、6時半過ぎまで爆睡。いっしょに目を覚まし起きるが、「ここがいたい あるけない…」と布団の上に座ってさかんに右足の薬指あたりをさすっている。
 そう言えば昨日家の中を走り回って、段差のある場所でつまずいて転んでいたのを思い出した。怜王はいまだに平坦な何でもないところで良く転んでいるので、部屋の中でも走らないよう言うのだが聞く耳を持たずほんの1mくらいを移動するにも走ったりする。
 多少は走ったりしてもしょうがないと思うのだが怜王の場合足下を見ないことが多く、つまずいたり僕らの足を踏むことも日常茶飯事…。
 おそらく薬指は突き指の状態になっていると思われるが起きてしまえば何のことはない、「いたい いたい」と言っていても走ったりしている。ただ薬指が痛いことを、僕に言いたかっただけのようだ。
 9時少し前、大好きな「ミニミニ大作戦(本当の題名は『The Italian Job』http://www.italianjobmovie.com/flash/index.html)」のDVDを怜王は見始めた。怜王はミニが好きで(古いミニも新しいミニも、分け隔てなく好きなようである)、カーチェイスなども面白いようだが、それ以上にストーリー展開や出ている俳優も好きなようで液晶にかぶりつきで見るのである。
 2時半少し前、妻と怜王が自転車で出掛けた。僕も数分後に機材を持って部屋を出たのだがマンション下の歩道で妻乗る自転車にに乗っている怜王と遭遇。怜王は僕がいることが面白かったようで何度も何度も振り返り手を降っていた。
 東横線で渋谷に出て銀座線に乗り、赤坂見附乗り換えの丸ノ内線で、四谷三丁目下車。1番出口から地上に出てほとんど目と鼻の先の某ビルの前でライターのYさんと合流し、太田プロダクションへ。山田邦子(http://www.ohtapro.co.jp/ohta_pro/profile/ya_ku/index.html)さんの、インタビュー撮影を始めた。
 山田さんは乳がん(http://www.jisin-blog2.jp/kuniko/breastcancer/)を克服し、現在同じ病に悩んでいる人たち向けての講演会などを精力的にこなしているという。テレビから受ける印象と違うのは、とても穏やかでひとを包み込むような優しさがあること。
 自分が癌であることが分かり手術を受けてからというもの、健康のことはもとよりどんな些細なことでも嬉しくなると言うその心持ちが表情や言葉に現れているように思った。1時間ほどでインタビュー撮影を終了し、最後にポートレートを撮って太田プロダクションをあとにした。
 帰宅すると怜王は、「となりのトトロ」を見ていた。そして顔を見るなり「ととろに あいたい」と言った。トトロは映画の中でしか会えないんだよと言うと、「ととろのえいがに でたい…」と言う。さてどんなふうに、願いを叶えられるか…。
2009年03月30日(mon)  No.70

3月29日

 6時少し前、「ようちえんのおともだち やったーまん8 かりちゃうかもしれないね…」と言いながら僕の布団に潜り込んで来た。レンタルビデオショップで唯一レンタル中で見ることが出来ないでいる「ヤッターマン8」のことを言ってるのだが、起き抜けの第一声で言うとは…よほど見たいのだろう。
 見たいのだろうが昨日も何度も口にしていて、「ぼくだけが やったーまんになる」「だれも かりてほしくない」と他の人がヤッターマンのDVDを見ることをいやがっていた。これは「自我の目覚め」なのだろうが、少々度が過ぎているような…。
 もう少し眠っていたいが「もうおきようよ」と言われては仕方ない…、6時過ぎいっしょに起床。6時半まで怜王はディズニーのキャラクターなどがかいている「My First 1000 Words(http://astore.amazon.co.jp/till-22/detail/0786834099)」をキッチンに持ち出し見始めた。そして6時半になりテレビ朝日で、子ども番組のトップ「ねぎぼうずの あさたろう」を。9時まで「バシン」「シンケンジャー」「仮面ライダー」、そして「プリキュア」と続くのである…。
 だがしかしいつものことながら「しんけんじゃー」を見るのはオープニング程度で、パジャマの上からスパイダーマンのコスチュームを着るとひとしきり走り回ったりしたあとダイヤブロックで「どらえもん つくる」と言って夢中で作業を始めた…。
 が集中したのはほんの数分で、次に始めたのは大好きなお絵描き。何やらポーズをとる人を描いたので「だれ?」と聞くと、「どらえもん」であるそうな…。まったく似ていないが、素晴らしい絵である!
 そして初めて描いた輪郭のない顔(「ばっと と はぴちゃん」であるらしいが、誰?)だが、眼の描き方があまりに独創的で驚かされた。しかしいろいろ出来るようになり特に絵を描くことが上手になったのは良いのだが、少々飽きっぽいのが気になるところ…。
 午後から妻の友達で怜王の最大の理解者であるSちゃんから「碑文谷公園でさくらフェスティバルやってるよ」という情報(http://meguroku.com/event/index.php?id=361)を得て、さっそく家族で碑文谷公園へ向かった。園内でSちゃんと待ち合わせいっしょに見て回り、怜王は消防署のイベントの地震体験、煙体験、レスキュー体験などをした。
 特にレスキュー体験で綱渡りがとても上手と消防署員に褒められ、鼻高々。消防署のお兄さんと敬礼のポーズで記念写真を撮ったりし3時で終了するまで碑文谷公園内で遊び、帰りにまた撤収をしていなかった花屋で鉢植えの花(「ルピナス」と「フェンスルビー」)を購入し帰宅。怜王はさかんに「ひもんやこうえんのおまつり たのしかった!」と何度も言っていた。
 と怜王の事ばかりで「さくらフェスティバル」では肝心の桜をさほど見ることもなく帰って来たが、碑文谷公園内の桜は7分咲きくらいで花見客も多かったが見頃は4月初旬であるように思えた。
 日曜日は朝もそうだが、夜も怜王にとってみたいテレビ番組がある日。まずはフジテレビの「ちびまる子ちゃん」に始まり「サザエさん」。そしてチャンネルをTOKYO MXに変え「トムとジェリー」と「ムーミン」を見るこれが定番なのである。
 そんな訳でムーミンを見終わった頃寄り寝室のお片づけ(ダイヤブロック中心)を始めたがなかなか終わらず、最後は少し手伝ってあげてどうにか眠れる体勢に…。
 9時過ぎきちんと歯を磨いて自ら布団に入り、そのまま眠りに着くかと思えば「せなかかゆい!」といたずらっぽく笑って背中をかいて欲しがる。もうかゆいとかかゆくないとかの問題ではなく、眠りたい時に僕が背中をさすることが=眠ることであるような感じで僕はひたすら無の境地(大げさだが、このニュアンスになれないといくらさすってあげても怜王は眠らないのである…)で背中をさすることに集中するとあっという間に寝息が聞こえて来た。
2009年03月29日(sun)  No.69

3月28日

 4時半過ぎ「あれ すぱいだーまん ぱじゃまだよね?」と言いながら、怜王が僕の布団に潜り込んで来た。「あのパジャマ」とは昨日メール便で届いたスパイダーマンの子ども用コスチュームのことで、昨夜それを着て寝ると言っていたのを思い出した。
 パジャマじゃない(ポリエステルなので、パジャマ替わりに着て寝るとかゆみの元になるので)ことを説明ししょうと怜王を見ると、すでに眠っていた…。そして僕の掛け布団をかなり自分の方にたぐり寄せて寝てしまったので、いっしょに寝ようと横になっても10センチくらい敷き布団から浮いてしまいすーすーして寒いので怜王の掛け布団をかけて横になった…。
 ようやく眠りについたと思った5時半過ぎ、「あははは あははははぁ〜」と怜王が声を出し満面の笑みで笑ったので起きたと思って怜王を見ると寝言であった…。どうやら昨日お台場でクルマに乗ったりしたことが楽しかったようだ。
 寝ながら、こんなにはっきり笑ったりするのを見るのは初めて。いつもなら時間的に起きてしまうところだが、今朝は怜王の楽しそうな寝言と笑顔を見ているうちに急な睡魔が訪れ6時半過ぎまで爆睡した。
 7時ころ、怜王が慌てて起きて来た。横を見たら、僕がいなかったからである。キッチンに来て、昨日届いたスパイダーマンのコスチュームを一瞥してから、「ぎゅうにゅうかるぴす」と言った。
 そして「おかあさんが ちいさいがむ たべていいっていってたよ」と言った。小さいガムとは、昨日お台場の駄菓子屋で買ったプラスチックの笛の中に入っていた直径5ミリほどの丸いカラフルなガムのこと。そのガムを渡すと「あさごはん たべない」と言った。
 ご飯はきちんと食べて欲しいと思うが、食べたくないものを無理矢理食べさせるのも嫌なので放っておくことに。
 9時半過ぎ、久々に怜王といっしょにお風呂に入った。そしてあがってしばらく経つと、ベランダからスバイダーマン登場!そんな怜王を見ていると僕も怜王くらいの頃、風呂敷をマントのように母に首に結んでもらい路地裏をともだちと走り回ったりしていた(僕が成り切っていたのは、月光仮面だったかな?)ことを思い出した。
 12時半過ぎコダックフォトスクール3月開講、曽根教室の2回目の講義に出掛ける。今回は吉祥寺での撮影実習で撮影した作品の講評をスライド映写しながら行うのだが、今までと違うのは「上級コース」でははく「初級コース」であること。
 1時40分過ぎ、コダックフォトスクール開催場所であるスポットフォトサロン上のセミナールームへ。すると最年長の受講生Sさんが、文庫本を読んでいた。「こんにちは」と声をかけると「はい、こんにちは」といつもながらの挨拶。だが文庫本を手にした右手に包帯がしてあったのでどうしたのか聞いてみると、「わんこに噛まれた」と苦笑い。
 2時過ぎ全員そろったところで、スライド映写をしながら作品の講評をする。そして途中休憩を入れ全員の作品を映写し終わりさらに撮影したすべてのスリーブを見る時間へ。僕は受講生が選んで来た作品だけではなく選ばれなかったすべてのカットに目を通し、セレクトした写真とそうではなかった写真のギャップを埋める作業をする。
 僕は受講生が選ばなかった写真を見ることに、とても興味がある。それは写真が選ぶ眼(まずは撮影する時の眼、そして出来上がった写真を選ぶ眼)に左右される、特異な世界だからだ。
 そんなわけで全員のスリーブを見アドバイスなどをしていたら、所定の時間を30分もオーバーしてしまった…。5時過ぎ、次回撮影実習の待ち合わせ場所(六本木から神宮前へ変更した)とテーマの確認を伝えセミナールームをあとにした。
 帰りの日比谷線の中から妻にメールを入れると、二子玉に出掛けていていたというので怜王も退屈はしていなかったであろう。帰りに牛乳を買って来て欲しいと言うので、東急ストアに寄って牛乳とフランスパンと赤ワインを購入し帰宅した。
 帰宅すると怜王はとても上機嫌で、あれやこれ言いよって来た。そして僕が買って来た、フランスパンが食べたいと言うので怜王の夕飯にすることに。
 そうこうするうちに「もうねる…」と言うので、寝室に出ている玩具のお片づけをしたらて布団を敷いてあげるというと「むずかしい…」と哲学的に拒否の態度…。出したものはちゃんと片付けてもらいたいが、ここで強要すると大泣きをして眠らなければならなくなるのでこれだけは避けたいと不本意ながら、片付けをしてあげ布団を敷き怜王が眠るまで(数秒で眠ったが、絡んでくる時は眠くてしょうがない時なのである)背中をさすってあげた。
 キッチンのテーブルにiBook G4を乗せ今日の日記を書き始めると、妻がMacのモニターで「イン・ハー・シューズ(http://movies.foxjapan.com/inhershoes/)」を見始めた。キャメロン・ディアスが、主演である。があまりキャメロン・ディアス良さが分からないので、いまひとつ集中して見ることができなかった…。がストーリーは案外捨てたものではなく、いろいろ考えさせられる内容であった。
2009年03月28日(sat)  No.68

3月27日

 5時50分目を覚ました怜王が、僕の布団に潜り込んで来た。相変わらず早い目覚めだが、今朝は脇のしたあたりがかゆいようで「ここかいて…」と脇の下をかきながら言った。寝ながらかくのは腕が疲れる(数秒なら平気だが怜王が満足するくらいさすってあげたりするのは数分と長いので、どうしても自分の腕の重みに耐えきれなくなる…)のでいっしょに起床して、保湿剤をぬりながら脇の下と背中をさすってあげた。
 今朝の怜王は食パンで「うしさんのみ るくをつけて たべた」と言うので、練乳を小皿に入れ食パンをひと口サイズにカットして食べさせた。朝食を食べ終わると、「ようちえんの でぃーぶいでぃー がみたい(雑誌幼稚園の付録)」と言うのでキッチンのテーブルにiBook G4を乗せ見せる。
 8時を過ぎた頃、「もう れごであそばない」「だいやぶろっくにする」と言う。怜王はスターウォーズやインディージョーンズと言った映画で見たキャラのイメージが優先してレゴを欲しがったが、いかんせん対象年齢がほとんど6歳以上で作ったものを壊すことは出来ても作り上げることはまだまだ難しい。
 そんなことがあって昨年末だったかレゴ以外にも玩具が部屋中にあふれて片付けることが困難になった時に、怜王と話し合ってレゴを小学生になるまで封印た。しかしそれは数ヶ月も続かず「れごで あそびたい…」と言うので再びレゴを出してあげ、「スターウォーズ」も「インディージョーンズ」も「フェラーリF-1チーム」もバラバラな状態ですべて僕が作り直した。
 だがしかし時間が経つと飽きて来て、ひとつひとつ分解しほとんど原型をとどめなくなってしまってかれこれ1ヶ月。基本的にはレゴもダイヤブロックも変わらないと思うが、キャラがないダイヤブロックである方がイマジネーションがわくのかレゴをしまってダイヤブロックを出してあげると次から次へと奇抜な乗り物を作り始めたのである。
 11時過ぎ東京ビッグサイトで開催中の「フォトイメージングエキスポ2009」へ、家族で出掛ける。自由が丘で大井町線に乗り換え終点大井町まで。さらにりんかい線に乗り国際展示場駅下車。
 まずは入場し各メーカーブースを巡って行ったのだが、GEのブースに来ると怜王が行きなり持って来た怜王専用コンパクトデジカメのオリンパスμ40を突然取り出すと盛んにシャッターを切り始めた。
 何を撮っていたのかと言うと透明なプラスチックがたくさんつながったキラキラ光るディスプレーで、その撮り方は執拗(何だか自分を見るようでこそばゆい…)でずいぶんたくさん撮っていたが、「これは決まっただろう」と横で見ていて思ったカットを後で再生してみるとこれがなかなか良い。カエルの子はカエルとなるか?
 GEを後にタムロンブースに行くと、今度は奇麗なおねえさんに怜王はレンズを向けシャッターを切っていた。横からのカットであったが、後で再生してみるとブレたりボケたりはしているがシャッターチャンスはなかなかのもの。
 この直後おねえさんが怜王に気がつきVサインで笑顔を作ってくれたが、怜王はそれに動揺したか?思いっきりて手ブレを起こしていた。がこれもまたなかなか素晴らしいシャッターチャンスで、臨場感のある手ブレなのであった。
 会場をゆっくり2周し、東京ビッグサイトをあとに。今日の怜王的メインイベントはこれからで、ゆりかもめに乗り「台場」で下車。僕も妻もスナップをしつつ周回しながらパレットタウン(http://www.palette-town.com/guide/index.html)へ向かった。怜王が言う「おだいば」とは、パレットタウンを意味するのである。
 ここでの怜王の最大の目的は、本物の自動車に乗ること。到着すると手当り次第にクルマに乗り込み、スイッチを押したりギヤを触ったりシートベルトをしてみたりと大忙し。それならと、自動制御の電気自動車「e-comライド( 小型EVコミューター「e-com」でITS技術の究極「自動運転システム」)に35分待ちで怜王とふたりで乗った。
 怜王は大喜びで7分間ほどの走行中、ヤッターマンの歌を歌ったり僕に抱きついたりでとても楽しそうだった。5時半すぎ、パレットタウンを後にりんかい線に乗り込み帰路についた。
 帰宅後怜王は「かれーのふりかけ」と「なっとうごはん」と妙な取り合わせで夕飯を食べを食べると、7時過ぎには深い眠りに落ちた。半日僕らといっしょにずいぶん歩き回ったので、楽しそうにしていたがかなり疲れていたのだろう。しっかり寝て欲しいと思う。
2009年03月27日(fri)  No.67

3月26日

 昨日はDRUG15号(冬春合併号)の寄稿者の作品を整理しCD-Rに焼きDTPのNくんに発送したり、家族で目黒キャンパス内にある八雲中央図書館に行ったり(僕は市川実日子の「午前、午後」と言う単行本を借りた)した。
 市川実日子の存在は数年前「TOKYO HED LINE」と言うフリーペーパーに掲載されたインタビューを読んだころから気になっていて、映画やドラマや書いたものも読んでみたいと思いながら記憶から遠ざかって行ってしまった。
 しかし最近妻が借りて来たDVD「めがね」を見て、変な言い方だが何か他人とは思えない感じがありやはりもう少しどんな人なのか知りたくネット検索をすると2002年に角川書店から「午前、午後」というエッセイ集を出していることを知り購入しようとアマゾンやちょコムブックス、ヤフーブックスなどで探すも「在庫無し」と出るのでヤフオクでと思ってチェックしたが「午前、午後」を見つけることが出来なかった。
 仕方なしに妻に頼んで八雲中央図書館にあるかどうか検索してもらうと、目黒本町の目黒中央図書館にあると言うことで本を八雲まで移動してもらう手続き(予約)をしてもらい昨日受け取りに行ったと言う訳だ。
 そして帰宅後ぱらぱらページをめくって拾い読みをしてみると、市川実日子の書く文章がとても詩的で美しく思えたので、やはり手元において何度も読み返したいと思いつついろいろ探しているうちに「ビーケーワン(http://www.bk1.jp/)」に在庫があるのを見つけ注文。
 夜9時過ぎ怜王を寝かしつけてから読み始めたが、どの作品を読んでも表現が素晴らしい。それに趣味であると言う写真(スクエアサイズのカラー写真)もふんだんに使われていて、こちらも文章に負けず劣らず良くて、「気持ちが落ち着く」と言うか「ほっとする」と言うか「共有感」のようなものを感じるのである。
 
 3時半過ぎ怜王が目を覚ましかゆがったかと思うと、「といれ…」と言ってひとりで玄関横のトイレに向かった。幼稚園にあがるちょうど1年前くらいだと、「といれ」といわずにお漏らしをしてしまったりしていたのでずいぶんおにいちゃんになったなと思う。
 トイレから帰ってくると「せなかかいて…」と言うのでうつぶせに寝かせて背中をさすってあげるとものの数秒で眠りについた。夜も長く眠ってくれるようになりご飯もたくさん食べるようになって来ているので今年あたりは身長が伸びる(現在身長は1mで、幼稚園の中では小さい方…)のではないかと期待している。
 6時半過ぎ、怜王を起こさないように起床。昨日書けなかった日記を書いたりメールチェックをしたりしているうちに、怜王が目を覚まし起きて来た。朝ご飯を食べ、食後にゼリーを頬張るとさっそく落書き帳を持ち出し絵を描き始めた。
 今朝は「スターウォーズ」のビデオのパッケージを見ながら、エピソード1を描いていた。最近ではきちんと文字も書き込んだりと、画伯は絵にリアリティーをつける方法を見つけたようだが描かれた絵は可愛らしいものであった。
 9時半過ぎ、妻が怜王をお風呂に入れる前に怜王の髪を切った。2歳くらいまで髪が伸びずに心配していたが、その後ふさふさして来て以来怜王の散髪は僕の仕事になっていてカットするためのすきハサミやハサミ、それに簡易髪すきなどをそろえているのでどうにかやれるのである。そして髪を切る時に気をつけることはきったばかりと言うことが分からないように直線カットを避けることと、「もみあげ短くしすぎないで…」と言う妻の言葉を守ること?である。
 今日は東京ビッグサイトで始まった「フォトイメージングエキスポ2009」に行く予定であったが、天候が今ひとつであることと怜王が少々ぐずったりして行かず仕舞…。
 1時半過ぎ部屋の中が妙に寒々しいと思い暗くなった外をベランダの戸を開けて見ると、何とみぞれが…。今朝J-WAVEで8時過ぎ大田区や世田谷区それに川崎あたりで雪が降っていると言っていたが、なるほど寒いわけだ。
 午後から3人でダイエーに買い物に行き、怜王には妻が「シンケンジャー」のお菓子つきのプラモデル「SHODO PHONE」を買ってあげると大喜びで僕らがまだ買わなければならないものがあるにもかかわらず「はやくかえろう…」である…。
 怜王は昨年の11月19日で4歳になりまる4ヶ月が経過した訳だが、以前ネットで調べた「テリブル・ツー、ホリブル・スリー、ワンダフル・フォー」の公式は、どうも怜王には当てはまらないような感じ…。どの子もそうなのかも知れないが…。
 そんな怜王は夕飯は「うどんが たべたい」などと言っておきながら、作ってあげるとほとんど食べないうちに「もうたべられない…」。そのあとどうするのか聞いてみると、「ぜりーがたべたい…」という…。デザートは、別腹!?
 夜になって妻が借りて来た「ウォンテッド」を見る。アンジョリーナ・ジョリーを見ていると、どうしてもお父さんのジョン・ヴォイト(http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=7046)の顔を思い出す。ジョン・ヴォイトはダスティン・ホフマンといっしょに「真夜中のカウボーイ」に出演していた俳優だが、カエルの子はカエルの子だなぁと、つくづく思う。
2009年03月26日(thu)  No.66

3月24日

 昨夜8時半過ぎに眠った怜王は深夜かゆがって目を覚ますことなく6時少し前まで眠り、「やったーまんの8 きょうかりるよね」と起き抜けにいきなり言った。今日は都立大学駅前のレンタルショップが安い日で、DVDをレンタルしに行こうと妻と話していたのを怜王は聞いていたのである。6時いっしょに起床しキッチンへ行き、りんごジュースを飲ませた。
 今朝も「あさごはん たべない」と怜王が言うのでひとまず好きなようにさせておき、今月20日で閉め切ったDRUG15号(冬春合併号)の寄稿者の画像データとプロフィールなどの校正やリライトなどを行い、さらに自分の写真とエッセイの推敲とそれらすべての作品をDVDに焼く作業を進める。
 9時半ころ怜王が、「ふりかけごはん…」と小さな声で言いに来た。ようやくおなかが空いたのだ。ご飯を温めてあげると「かれーがいい」と言うので、カレーふりかけをかけて食べさせた。
 10時半過ぎ、DRUG15号全寄稿者のデータをまとめあげる。あとはDVDに焼くだけだが、まだ数名参加かどうか連絡がないのでしばらくこのままの状態で待つことに。そして昨夜日本カメラ編集部のSさんから届いていた、アンケートに記入し送信。
 11半過ぎ、ヤフオクで落札したヒスのブルゾンパーカー(新品未使用で定価の1/3の値段で落札)が送られて来た。とてもしっかりした縫製で色合いも良く、サイズも着心地にも大満足。と浮かれて入られない。というのはほぼ同じ時間に妻が落札したハーフコートが、僕のパーカーより先に発送されたはずなのに何時になっても届かないのである…。
 1時が過ぎ2時が過ぎ、そして3時が過ぎ4時が過ぎ…。通常宅急便であれば1日で確実に到着するはずだが、いったいどうしのだろう? 
 怜王はその間いろんなことをして遊んでいたが、途中からTOKYO MXテレビ(http://www.mxtv.co.jp/)から録画した「ドーラといっしょに大冒険(http://www.nickjapan.com/programs/dora/index.html)」を見始めていたので「おでかけしたい…」などと言わずに待ち時間が静かなのはラッキーなことである。
 静かではあったが途中ドーラの中でアイスクリームがテーマの放送分が流れ始めると、「あいすくりーむ たべたい…」と言いだだをこね始めた。これがくせ者で、ぐずり始めるとしつこく同じことを繰り返し言い始める…。
 結果的に少々泣いたりしたものの気を取り直し?ふたたび「ドーラといっしょに大冒険」をしばらく見て、飽きたところでシンクパッドのビットマップイメージでお絵描き。数分後、ミロのような絵が!
 だがしかし、妻の荷物が気がつけば6時になっても届かない…。怜王に夕飯を食べさせたあと3人でレンタルビデオショップに行こうと思ったが、僕と怜王だけで行くことに。怜王はどうしても「やったーまん8」を見たいいと言うのでとにもかくにもレンタルビデオショップに直行。
 さっそく「ヤッターマン」のあるラック前まで行くと、何と借りたいと言う「8」だけ3がレンタルされていた…。「やったーまん みたかった…」と落胆しているが1から7まではすでに見破?しているのでどうしようかと思案していると、新作コーナーに「ヤッターマン9」と「ヤッターマン10」が出ていたので「9」を借りることにした。
 怜王はヤッターマンは今まで店頭に並んでいた「8」までしかないと思っていた(僕らも)ので「新作」と聞いて上機嫌。それに「10」まで出たと言うことで「9」のあと「8」と「10」を借りてみることが出来ると大はしゃぎ!すでに7時と時間が遅くなって(怜王は幼稚園が春休みなので時間はあまり関係ないのだが…)はいたが、レンタルビデオショップに来て良かった。
 帰宅後怜王は取る物も取り敢えず「ヤッターマン9」を見始めたが、第一話は新作だけあって「インディー・ジョーンズ」ならぬ「イン・ドア・丈治」から始まり、第2作はアメリカ大統領選挙で「オバマ」ならぬ「オナラ」、「マケイン」ならぬ「マケイヌ」が、第3作では「世界のナベアツ」が登場とどれも新しいネタで笑える。
 10時少し前、どうにか部屋のお片づけを終えた怜王が眠った。怜王が寝たあと、妻が借りて来たDVDでリリー・フランキー(http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/passion/080605_franky/)主演の「ぐるりのこと(http://www.gururinokoto.jp/)」を見る。リリー・フランキーは多才な人だが、器用貧乏ではなく何をやってもハイレベルであることにひたすら敬服。
2009年03月24日(tue)  No.65

3月22日

 昨夜とても素直に眠った怜王であったが、眠りについた8時半からほぼ2時間置きにかゆがって目を覚まし深夜数時間起きずに寝ていたものの3時半過ぎくらいから「かゆい かゆい…」を連発し布団から出て腕や膝をかいたりした。
 その都度保湿剤をぬったりしてさすってあげるのだが、4時くらいから寝たと思うと目を覚ますを繁に繰り返し、5時過ぎには半べそをかきはじめた。当然ながら怜王よりあとに眠った僕としてはかなりの細切れ睡眠となり、どうにも不本意(眠い…)な感じ…。
 これでは共倒れ?になると思い「今ちゃんと寝ていないと、6時半から始まるテレビの時間に起きること出来ないよ。シンケンジャーが始まっても眠くて起きれなかったらどうするの?」と言って背中をさすってあげると、「しんけんじゃー のまえに ねぎぼうず(ねぎぼうずのあさたろう)とか ばしん(バトルスピリッツ少年突破バシン)とか みれなくなっちゃうよね…」と言ったあと「だっこ…」と言うので「寝ながらだっこはできないよ。もう4歳で年中さんなんだから、横になって目を閉じていれば眠れるよ。時間が来たら起こしてあげるから…」と言うと信じられないことにぴたりとかく手がとまり眠りについた。怜王はまだまだ、神の領域?にいるようだ。
 だがしかし怜王はそれで良かったがあまりに何度も起こされてしまった僕は完全に眠れない状態になっていて、布団にいることが妙に苦痛になりそっと出た。外は目黒通りを通過するクルマのの音(雨が降っているような感じ…)がだんだん増え始めた。iBook G4を立ち上げメールのチェックをしたりしつつで、連休最後の日の朝が始まったのである。
 6時半になるまでの間、28日にあるコダックフォトスクールの講義の内容と4月4日に控えた撮影実習の内容に変更を加えるべくスケジュールの練り直しをする。
 6時半怜王を起こすが、掛け布団から両足を出して気持ち良さそうに爆睡していてまったく目を覚まさない…。「ねぎぼうずのあさたろう」は流し、「バトルスピリッツ少年突破バシン」が始まる前に起こすことにした。
 6時50分過ぎ寝室で「ばさっ!」と言う音がしたのでのぞいてみると、怜王がこちらを見て「はっ!」としたような顔をして慌ててキッチンへやって来た。そして左目のまぶたを指で挟んで「めが こうなることもあるんだよね」と左目を閉じた状態を強調。暗い寝室から明るいキッチンに来て、眩しいのである。
 「ねぎぼうずのあさたろう」から9時に終わる「フレッシュ・プリキュア」までの2時間、怜王は見たり見なかったり(一番良く見ているのがなぜか女の子向けの「プリキュア」なのである)しつつも最後まで見て満足げ。
 そしておもむろにスケッチブックを取り出すと、いつになくたくさんの色を使ってカラフルな絵を描き始めた。何だろうと思って聞いてみると「ぷりきゅあ」なのだと言う。なかなか良く描けている!
 ここ2日出掛けていたのと天気が悪かったので、出掛けることはせず夕方ダイエーに買いものに。昔から春はひと雨ごとにあたたかくなると言うが今日など本当にそんな感じで、この冬寒くてしょうがないという日が何日あっただろうかと思うほどあっけなく春がやって来た(気象庁は21日、東京でソメイヨシノが開花したと発表)ような気がする。
 9時少し前、怜王が眠った。良いタイミングである。と言うのはDVDで何度も見ている「スパイダーマン2」を見たかったからである。さっそく携帯ワンセグで音量を絞ってみる。シリーズ中「2」は、お気に入り(何度見ても飽きない)なのである。
 そして見ている間、ヤフオクでウオッチしていたヒスのブルゾンパーカー(新品)を落札。珍しく時期を同じくして、妻もハーフコートを落札。20歳前後のころはJUNやVANの服が欲しくて良く買っていたが、大人になってから必要に迫られない限り洋服を購入しないようになっていて、さらに怜王が生まれてからというものすべてに優先して怜王ものばかり購入して来たのでたまには(そろそろ新しいデジタル一眼レフを導入したいのだが、こちらはまだまだ先になりそうだ…)良いだろう。
 
2009年03月22日(sun)  No.64

3月21日

 5時半過ぎ、怜王が唐突に声を発した。寝言のような感じであったが、何を言ったのか聞き取れなかった…。怜王に背を向けて横になっていたので後ろを振り返ると、怜王はうでを書きながら僕を見て「なに?」ときょとんとした感じで言ったあと「にっ!」と笑って僕の布団に潜り込んで来た。しばらく布団で話しをし、5時50分少々早いと思いつつもいっしょに起床した。
 そして朝ご飯を何にするか怜王に聞いてみると「やきおにぎり」と言うので焼きおにぎりと豆腐と大根のみそ汁を添えて出したが、食べる直前になって「ふりかけごはん がいい…」と言うので仕方なしにカツオのふりかけご飯に変えて食べさせた。
 昨夜から今日は怜王を動物園か水族館に連れて行こうと妻と話していて、どちらに行くのがいいか怜王に聞いてみると「すいぞくかん!」と言うので都立大学から一番近い「しながわ水族館(http://www.aquarium.gr.jp/)」へ行くことになった。
 11時過ぎ、しながわ水族館へ向かう。東横線で自由が丘乗り換えで大井町まで行き、大井町東口6番バス乗り場から無料送迎バスで15分ほどでしながわ水族館へ。お昼前だったのでご飯でも食べてと思ったが、水族館入り口にあるレストランのメニューに怜王が食べられそうなものがなかったので、いったん送迎バス乗り場に戻りレストランかコンビニでもないかと見渡すとそば屋があったので入る。
 そば屋と言っても怜王的にはアレルゲンではないそばでも良いのだが、ひとまずアレルゲンではないうどんを妻が頼み怜王に分けてあげるのである。妻と怜王は山菜うどん、僕はたぬきそば(僕のそばのベーシックである)を食べてから水族館へ向かった。
 入館してすぐ怜王は「かめら…」と言って、ギター型のショルダーバッグからオリンパスμ40を取り出しいきなり撮影開始。何だか自分を見ているようで、妙な感じがしないではないが…。
 そしてアシカの輪投げを真剣な面持ちで挑戦し、最後までやり遂げ(都合3回やった…)満足げ。そしてアシカのショーを見てブルース・リーの燃えよドラゴン「鏡の間」?のような場所があったので久しぶりに3人そろった写真を撮った。
 帰りも送迎バスに乗り、大井町へ。ここで僕と怜王は帰路に、妻は大井町に残りショッピングをしてから帰ることに。
 帰宅後すぐにDVDの「ヤッターマン6」を見始め、寝室で怜王のゲラゲラ笑う声を聞きつつ夕飯の準備を進めた。そして怜王に「夕飯は何がいい?」と聞いてみると、「なっとうごはん!」と断言した。
 そしてさらに「何時頃食べる?」と聞いてみると、キッチンの壁掛時計を見ながら「ろくじ」と言うのできっちり6時に「ご飯で来たよ」と言って納豆ご飯としらすとブナしめじのお味噌汁をほぼ完食。ご飯が食べられるのは、何よりのことである。
 6時半過ぎに妻が帰宅しても怜王のテンションは下がることなく快調に楽しんで、8時半過ぎ昨日に引き続き自らお片づけをし「まだ はをみがいてない!」などと言いながらきっちり歯を磨いて(仕上げは僕がしたのだが…)布団に入った。
 「目をつぶっていればひとりで眠れるよ」と言うと「なんで おとうさんとおかあさんは まだねないの?」と言うので「大人だからだよ」と言ってみると「おとなでも ねるんじゃない…」などと切り返して来た。
 そんな会話をしつつも「なんか せなかかゆい…」「せなかかいて…」と言うので保湿剤をぬるのを兼ねて背中をさすってあげ話しをしているうちに眠ってしまった。いつになく、素直な眠り方であった。
2009年03月21日(sat)  No.63

3月19日

 昨夜充当に眠りについた怜王だが、零時過ぎ目を覚ましていつになくかゆがった。実家に帰ると母が「れおちゃん、これたべる?」と言っておせんべいやヤクルトなどを怜王に渡すのでふだん食べていない成分(うるち米やでんぷんなどで、ヤクルトも飲むと微妙にかゆみが出る…)をついつい食べたり飲んだりすることになるので深夜布団の中で身体が温まるとかゆくなるのは必至。
 しかしこうした怜王にとってアレルゲンである食材をすべて除去してしまうとまったく食べるものがなくなってしまうので、完全に除去するのは卵とジャガイモに限りジャガイモ(でんぷん)に関してはお菓子などの中に少量入っているくらいであれば食べさせることにした。
 かゆがっても機嫌が良い時と悪い時ではまったく違っていて、何かに集中しているとき塗装ではない時ではこれもまた違う。つまり食物アレルギーの部分もあるがそれと平行して精神的なことがらもまたかゆみの要素なのである。
 6時過ぎ目が覚めて、隣に寝ている怜王を見ると仰向けで爆睡していた…。久々で寝顔を撮影した。
 7時少し前に起きて来た怜王はキッチンにやって来て、「7ばんせんは 8ばんせんより おそいんだよね?」と言った。7番線より8番線というのは昨日実家から帰る時に乗った東西線のことで、最初に各駅停車の7番線に乗り込んだのだがアナウンスで8番線の快速に各駅停車が浦安で抜かれると聞いてそのことを怜王に説明し8番線の快速に乗り込んだことを言ってるのである。
 朝ご飯はどうするのだろうと思っていると、「ふりかけごはん がたべたい」と言うので何ふりかけか聞いてみると「ごーおんじゃーの かれーふりかけ」と言うのでカレーふりかけを食べさせた。
 そして食後にヨーグルトを食べ終わると、何やら夢中で絵を描き始めた。しばらくして数枚の絵を見せに来たのだが、その中の怜王画伯の言う「ばっとまん」の姿が妙に可愛らしく思わずほころんでしまった。
 今日は、春を飛び越えて夏日のような暖かさ。午前中から、家族で自由が丘にでかけた。といってもただぶらぶら歩いて子どもの雑貨などがある店(スパイダーマンの傘を購入)に入ったり、僕は写真を撮ったりしつつランチを食べて2時過ぎ帰宅。
 2時55分デジタルカメラ、モノブロックストロボなどを持ち、撮影に出掛ける。東横線中目黒乗り換えで、日比谷線恵比寿駅下車。駅近くの「備屋珈琲店(2F貴賓室WEST)」」へ。今日は俳優の加納竜(http://www.eonet.ne.jp/~tamade/)さんの 、インタビュー撮影である。
 3時少し前、穏やかな笑顔をたたえた加納さんがやって来た。始めてお会いする感じがしないくらいフレンドリーな感じで、インタビューも撮影も順調にに進み4時半過ぎ無事終了した。
2009年03月19日(thu)  No.62

3月18日

 6時少し前、怜王が目を覚ました。昨日は幼稚園の終業式で、今日から春休み。その春休みの初日を、千葉の僕の実家(怜王はおじいちゃんとおばあちゃんが、大好きなのである)に行くことになっているので、寝起きの機嫌は上々!
 昨日買ってあげた月刊誌「幼稚園(http://dakko.jp/youchien/)」をキッチンの床に起き、ゆっくり1ページずつ見ながら楽しそうにしていた。
 朝ご飯は「なっとうごはん が たべたい」と言うので、7時半過ぎ納豆ご飯(シラス入り)を作ってあげると凄まじい勢いで一気に平らげた。最近怜王の食べる量が急増していて、お米の減りもかなり早くなっている。
 10時過ぎ怜王を連れて、幕張の実家へ向かう。東横線で自由が丘乗り換えで大井町線で大井町。さらに京浜東北線で品川まで行き、横須賀線に乗り換え津田沼。そして総武線に乗り換え、幕張駅下。
 実家までは、徒歩7分ほど。都立大学を出てから幕張まで、多少「まだ まくはりじゃない?」を何度か繰り返し「はやく つきたい…」と電車に乗ってることが退屈になったりもしていたが、ぐずることなくちゃんと椅子に座って車窓からの景色を眺めていたりしていた。成長したものである。
 実家に行くと、まず母が僕らを迎えてくれ「Nちゃんは?」と言った。今日は妻には自由な時間(毎日怜王といっしょなので、ひとり時間を作ったのである)を作ってあげたため、やって来たのは僕と怜王のみ。
 怜王は玄関でスニーカーを脱ぎ家に入ると、いつも住んでいる自分の家のように実家の中をすいすい進みまずはトイレに入ってから手を洗ってりんごジュースを母からもらって大喜び。
 そして母を誘って庭に行きしばらく植物に水をやったり、てんとう虫を見つけてバケツに入れてみたり、部屋に戻って「ヤッターマン」の絵を描いたり、大好きなおばあちゃんとボール転がしをして遊んだりと楽しそうに過ごしていた。
 2時半過ぎ、怜王を連れて実家をあとに。怜王の目的は早めに帰って、レンタルショップで「ヤッターマン4」と「アイアンマン(http://www.so-net.ne.jp/movie/sonypictures/homevideo/ironman/)」を借りること!ただ「アイアンマン」はレンタルが開始されたばかりで、レンタル可能かどうか…。
 ドキドキしながら(僕も妻もアイアンマンは見たいと思っているので)駅前のレンタルショップへ行くと、何とひとつだけレンタル可能な「アイアンマン」が!そして「ヤッターマン4」を借りて帰宅した。
 帰宅後さっそく「アイアンマン」を見始めたのだが、アイアンマンの姿になるまではさすがに退屈なようで寝室のテレビで「ヤッターマン4」を見ていた。がアイアンマンの姿になると食い入るように見ていたかと思うと、小学館の「幼稚園」の付録の「なりきりシンケンジャー」のマスクをかぶり、自らアイアンマンに変身!結局じっと見ると言うのではなく、部屋中をなりきりで走り回ってエキサイトしているうちに映画は終わってしまった…。
2009年03月18日(wed)  No.61

3月16日

 4時過ぎ怜王がもぞもぞ僕の布団に潜り込んで来て、「せなかかいて…」と言うので背中をさすりつつそのまま眠った。いつものことで寝相の悪い怜王といっしょ之布団に寝るのは、なかなかしんどい…。それでも朝6時過ぎまで奇跡的に?眠ることができ、目を覚まさないようそっと布団を出た。
 メールをチェックし、昨日深夜に書いた日記をアップ。そして年少組最後(幼稚園は今日明日で終わり明後日より春休みで、お弁当は今日まで)のお弁当(ドライカレー&タコウインナ)を作っていると怜王が目を覚まし起きて来た。
 今朝も朝ご飯は「たべない」と言ったが昨夜妻がふかしたサツマイモを見つけると、「おいもたべる」と自分でラップをかけたお皿ごと電子レンジに入れスイッチを押した。程よい時間に取り出してあげると「ばたー つけてたべる ばたー! ばたー!」とかなり乗り気で言うのでサツマイモを崩してその上にスライスしたバターを乗せてあげると、美味しそうにフォークを駆使して食べていた。
 ご飯のあとおもむろに昨日借りて来た「ヤッターマン3」をセットすると、夢中で見始
めた。見ている途中でお風呂に入らなくてはならなくなると自らポーズボタンを押し、そそくさとお風呂に。何でも出来るのである。
 9時15分過ぎぎりぎりまで「ヤッターマン3」を見ていた怜王は、うしろ髪ひかれつつも元気良く幼稚園バス乗り場へ妻といっしょに向かった。
 今日は怜王が帰ってくるまでの間は、今年に入ってから撮影した写真の整理をする。4時過ぎなぜか「かめら ほしい」「あたらしい でじたるかめら ほしいい…」と、突然言い出した。何が切っ掛けか分からないが、ともかく新しいデジカメが欲しいと言うのだ…。
 怜王には妻が以前使っていた初期のキヤノンIXYデジタルとオリンパスのμ40が使える状態にあるので渡してあって、それではなく新しいデジカメがというのは無理難題なのである。
 と怜王が言っていることその事自体は無理難題なのだが、何かを言って僕らが困るのを見ながら自分も壊れて行く状態になりたい時にこうした言動をすることが多い。
 つまり眠いので、怒られて大泣きしてその勢いで寝るということを今まで何度となく繰り替えしてきているので今日はその手には乗らじと「あたらしい かめら」「あたらしい でじたるかめらが ほしい」「だっこ…」と話しを聞いてあげていると仕舞いには「だっこ」、つまり「ねむい」と言う方向に進行したところでだっこをしてあげた。
 するとどうだろう、ものの数秒で寝息が聞こえて来た。妻に布団を敷いてもらいそっと寝かしつけようとすると、「おでかけしたい…」と小さな声で言いつつも「せ な か…」と眠いことをアピール。うつぶせにさせ掛け布団をかけてから背中をさすってあげようとしていると、その間に眠りに落ちていた…。
 怜王が眠ったあとしばらくiBook G4で作業をし、5時過ぎ「写流(http://www.sharyu.jp/)」の打ち合わせに出掛ける。東横線で中目黒まで行き、日比谷線に乗り換えて日比谷まで。
 打ち合わせ場所は東京駅近くの写真家佐藤仁重さんの事務所であり写真教室の場でありフォトサロンでもある「快晴堂フォトサロン(http://www.ne.jp/asahi/kaiseido/photo/)」で行われる。
 となれば東京駅まで行くのがベストであるが、それだけでは何やらもったいないような気がして、ともかく早めに出て日比谷から快晴堂までスナップをして行こうと思ったのである。
 日比谷からJR有楽町駅脇の歩道を歩き、撮影しつつ向かう。6時真近のこの時間帯、すでに真っ暗。RICOH GR DIGITALIIの感度を、ISO1600まであげる。東京駅界隈はここ数年でオフィス街一色だったところに高級ブランドショップなどが新しいビルの建設とともに急増し、見違えるほど洗練されて来た。
 30分ほどで東京駅に到着。地下通路を通り「快晴堂フォトサロン」に到着。すでに大半の写流登録写真家たちの顔ぶれが。まず写流を主催している諏訪光二(http://www.lightparty.jp/)、小野庄一(http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/090105/art0901050803000-n1.htm)、佐藤仁重、増元幸司(http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/exhibition/2004/10_ginza-2.htm)、丸林正則(http://hanamaru.lightparty.jp/)、水島和實(http://www.sharyu.jp/artists/mk02.html)、そして新しく加入した川合麻紀(http://maki.rota-fan.com/)。
 6時半から2時間ほど打ち合わせをし、帰りは丸林さんと東京メトロ丸ノ内線乗り場まで行き9時過ぎ帰宅。怜王が元気良く出迎えてくれたが、6時くらいまで爆睡していたらしく、僕が帰る少し前にダイエーに行ってポケモンの「ぬり絵」を持って来て、「これかってもらったよ!」などと言ってはしゃいでいた。
 遅い夕飯を食べていると、怜王が「もう じゅうじだ」と言って時間を気にし始めた。僕が帰って来たときすでに歯磨きは終わっていたので、そろそろ寝ようと言うところだったようだ。
 だがしかし時間を気にしているわりには僕が帰って来たのでなかなか眠れなくなり、妙にふざけ始めた。妻が寝室へ行き怜王を呼んでも動こうとせずに「かゆい…」と言って手足をかきはじめてしまった…。
 これが続きすぎると泣いたりぐずったりになりして収拾がつかなくなるので、ひとまず夕飯を食べ終えた僕が保湿剤をもってどうにか怜王を誘導し布団に入らせ背中をさすりつつ保湿することをはじめた。
 しかし妙にテンションが上がって来た怜王はちょっとふざけるようになって来たので、「目をつぶっていれば自然に眠れるからね」と言って背中をさするのをやめてキッチンに戻ると、「といれ…」と言って起きて来てトイレに入ってトンボ帰りで布団に潜り込むと、しばらく布団をかぶってかいたりしていたが気がつくと寝室は静まり返っていた。
 時計を見ると、10時少し前。どうにかモンスターの時間(便宜的に我が家では10時を過ぎるとモンスターの時間になり、”子どもは起きていてはいけない”と言うことになっているのである)前に眠れほっとしているにちがいない。
2009年03月16日(mon)  No.60

3月15日

 5時少し前くらいから、カラスの鳴き声が五月蝿くて目が覚めてしまい眠れなくなった…。起きても良い時間ではあるが、部屋の空気が冷たくなかなか布団から出ることが出来ないのでしばらく横になっていたが、そのうちなぜか鼻が詰まってくしゃみが出そうになって来たので仕方なく5時半起床…。
 昨日の日記を書きつつ、朝ご飯の支度をする。と6時半を回った頃怜王が目を覚まし、キッチンにやって来た。相変わらず腕やお腹をかゆがってはいるが、機嫌は悪くないようだ。
 朝ご飯は「たべない」と言う怜王は、牛乳カルピス、りんごジュースなどを飲んでいたが、8時半過ぎ「パンでもたべる?」という妻の言葉に反応して「それなら たべる」と言って昨日知り合いのパン屋さんで買って来て「お豆のパン」を食べていた。
 食べ終わった怜王はおもむろにシンクパッドをキッチンおテーブルに置き、何やら真剣にキーを操作し始めた。そして「ねえ これみて!」と言うのでモニターをのぞくと、素晴らしい絵が!
 左の建物が「けいさつ」で、右のビルの右上にいる人がおまわりさん、左手にはピストル。左にいる人は「こうじの おじさん」で、左手にライトセーバーのような赤い光る棒を持っている。
 素晴らしいのは太陽と雲が描かれていて空を青い線だけで表現しているところと、ちゃんと赤い散光式警光灯付きのパトカーが道路にとなかなか手が込んでいる。怜王画伯、なかなかやるものだ。
 朝食後妻といっしょにお風呂に入った怜王は相変わらず玩具で遊んだあとお片づけが出来ずに、「お片付けしたらお出かけ」と言う妻の言葉を無視し片付けをなかなかしなかったことでどこかに出掛けると言う話しが流れてしまった…。
 まったくしょうがないと思っているとなぜか急にお片づけを初め、どうにか1時過ぎに完了。しかし妻は出掛ける気をなくしていたので、「きっくぼーど がしたい」と言うので碑文谷公園に行くことにした。
 「歩道でのキックボードは禁止」と以前妻と怜王がキッキボードで歩道を歩いていた時にミニパトの婦警さんからスピーカーで言われてからというもの自転車に乗るようになっていたが、天気も良いし怜王も気分的に今日はキックボードだったのだろう。
 碑文谷公園へ行くとまずキックボードの乗った怜王が行った先は、モルモットやウサギや犬に触れることの出来る「小動物ふれあい広場」。井の頭公園の自然文化園でモルモットを抱いたことを思い出したのだろう、同じようんじモルモットを抱いたり大きな犬に触れて大喜び。
 ひとしきり小動物たちと遊んだあとはキックボードで園内周回し、さらに砂場に行って遊んだり小枝を拾って何やら作業…。何しているのか見に行くと、「あり こわいんだよ」などと言いながら、小枝で突っついていた…。
 2時間ほど遊んで帰ろうとすると、「あたらしい やったーまん みたい」と言うので都立大学駅前のレンタルショップへ向かう。碑文谷公園と都立大学は自宅を挟んで正反対の位置にあり、歩く行程はけっこうある。と自宅マンションが見え始めたとき、「おしっこ…」と言う。
 碑文谷公園を出るとき「トイレは大丈夫?」と言うと、「だいじょうぶ!」と自信満々に言い切っていたが…。仕方がないのでいったん部屋に戻りキックボードを置きトイレに入らせ、再び怜王を連れ都立大学駅前のレンタルショップへ。
 棚から「ヤッターマン3」を取り怜王に持たせレジに行き、2泊で清算。帰りに東急ストアにより、お菓子などを購入。帰り道「かえったら ねる」「ねながら やったーまんみる」と言うので部屋に入ってすぐに布団を敷き飲みたいと言ったホットミルクを作ってあげようとするが、東急で牛乳を買い忘れてしまっていた…。
 仕方がないのでカルピスを飲ませ布団に入ってもらい、ヤッターマン3をスタートさせたところで近くのコンビニへ牛乳を買い行く。帰宅後寝ているかと思えば、腕をかいたりしていて突然「ごはんたべる ふりかけで…」と言い始めた。
 ご飯を食べお腹がいっぱいにして眠るつもりなのかも知れないと思い、ご飯をレンジで温め食べたいと言うシャケのふりかけをテーブルに用意すると「かゆい… せなかかいて…」であると言う…。これはちょっと手強いぞと思っていると、「だっこ…」。ご飯はどうするのかと聞くと、「おこったら たべられない…」と言ってぐずり始めた。
 食べるのかどうか聞いた僕の語気がきつかったのかも知れないが、それを怒っていると怜王は受け止めぐずるので椅子に座りながら「だっこ」してあげると数秒で眠りについた…。遊びすぎて、疲れたのである。
 そんな怜王は8時くらいに起きてきて、驚くことにご飯を二膳ぺろりと平らげた。そして寝ながらテレビで見ていた「ヤッターマン3」をキッチンのテーブルの上に置いた僕のiBook G4で見ると言いながらDVDを持って来たので全編怜王膝の上に乗せ見る。怜王はずいぶん満足そうな感じでゲラゲラ笑い、その気分のまま10時少し前に眠った。
 信じられないことだが、10時前に眠ってもらえると言うのは今日の僕としては願ってもないこと。それは森山さんの新シリーズとなる「TOKYOオン・ザ・ロード」を追いかけた「犬の記憶 〜森山大道・写真への旅〜(http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2009/0315.html)」10時からNHK教育テレビで放映されるからだ。
 通常テレビをあまり見ないのでどんな番組がいつ放送されるのかまったく知らないのだが、今回はたまたまジャベルTさんより「師匠この前テレビに出てましたね」と言うメールをもらい(NHKハイビジョン特集「その路地を右へ 〜森山大道・東京を撮る〜」2009年3月12日(木)20:00〜21:29《BSハイビジョン放送》)、調べた結果今日15日夜にも放映があることを知ったのである。Tさんに感謝!
2009年03月15日(sun)  No.59

3月14日

 昨夜から降り始めた雨が早朝より暴風雨に変わり凄まじい音を立てていて、4時半くらいから目が覚めて眠れなくなってしまった。それは今日コダックフォトスクールの撮影実習がある日で、昼過ぎくらいまでに回復しなければ実習が不可能になってしまうからだ…。
 そんな心配(心配してもどうにもならないのだが…)をしていると、「こあらが さめちゃった…」と突然怜王が目を覚まして言った。
 「こあら」とはレンジで温められる湯たんぽのことで、それを覆っているのがコアラの形をしているのである。怜王が寝る前に温めたので、当然ながら深夜には冷めてしまう。ここでぐずられても困るので、レンジで3分ほど温めコアラの布ケースに入れて布団に入れてあげるとものの数秒で眠りについた。
 気がつくと6時半過ぎ。怜王が眠ってから、僕も深い眠りに落ちていたようだ。キッチンへ行き携帯ワンセグで交通情報をチェック。私鉄もJRも強風のため、いくつかの路線で運転を見合わせていた…。
 吉祥寺へは渋谷から井の頭線の乗る訳だが、8時現在「現在、京王線は強風により、井の頭線は強風と池ノ上〜下北沢駅間で発生した架線障害の影響により列車に遅延が生じています。」とある…。吉祥寺に向かうのはお昼過ぎ。天候が回復していると良いのだが…。
 9時に近くあれほど猛威を振るっていた風がおさまり、雨も小降りに。こうなるとあとは時間の問題である。
 そんなことを考えていると怜王がやって来て「おとうさん みて!」と言うので振り返ると、「はねだ だよ」と言う。妻の西宮の実家に帰るときいつも羽田から飛行機に乗るのでそのイメージをレゴで形にしたのだろう。なかなか良く出来ている!
  12時過ぎニコンEMに50mmf2を装着し、吉祥寺駅改札口に向かった。空にはまだ雨雲が残っていたが、雨は上がっていた。が…渋谷に着き東横線のホームからバスのロータリーあたりを見ると、皆傘をさしている…。午後から晴れると言う天気予報(雨は上がったが風が止まってしまったので、回復が遅れたのだ…)は見事に外れ、雨が降り出して来たのだ。
 吉祥寺に到着すると、数名の受講生がすでに集まっていた。そして1時になったが、2名来ていない…。ひとり高齢の方がいて住んでいるところが成田と遠方のため、今回の暴風雨で電車が運行していないか遅れているかも知れないと到着している受講生に先に撮影場所へ移動してもらい僕はしばらく待つことに。
 10分経過したところで、ひとり女性が到着。実習のスケジュールを説明に撮影に行ってもらいさらに5分待ったがやってこないので、コンビニでビニール傘を購入し撮影に出た。
 まずは吉祥寺駅から井の頭通りを渡りマルイ脇から井の頭公園へ向かい、いろんなショップが立ち並ぶ道をスナップして歩く。雨の日は雨の日で、先日妻と怜王と来た時とは違った落ち着いた印象を商店街から受けた。吉祥寺は良い街である。
 井の頭公園にはあえて入らず、公園にそって住宅街の路地を歩きつつ第二の待ち合わせ場所である自然文化園へ。入り口に受講生が数名いたが、何とその中に高齢のSさんの顔が!聞けば12時ころ到着していてい、時間が余ったから先に撮影を始めていたのだと言う…。マイペースなのである。
 2時半まで自然文化園で受講生と撮影をし、最後の集合場所の吉祥寺駅方向へ歩きつつ撮影を続行。もう少し歩いて撮ろうと思った瞬間、思いもよらない景観が。コダックフォトスクールでは受講生からの希望で、受講生と同じ条件下で僕も撮影をし講義で同様にスライドで見せることにしているのできっちり撮影はしなければならないのである。
 3時過ぎ撮影を切り上げ、昼食がまだだったので吉祥寺駅前のラーメン屋でもやしそばを。3時半吉祥寺駅改札前に集合で、次回講義の内容を説明し解散。そのまま井の頭線に乗り換え渋谷に向かった。途中妻にメールを入れた。
 渋谷駅から東横線に乗り込んだところで、妻から返信メールが。内容を見るとどうも同じ電車に乗り込んだようなので、学芸大学駅で山王病院でもらって来た怜王のアレルギーの薬(飲み薬と塗り薬で、けっこうな量があるので…)を受け取ることに。
 ホームに降りると怜王が僕を見つけて、びっくりしてゲラゲラ笑いながら喜び飛び跳ねた。まさか同じ電車に乗り合わせるとは、思っても見なかった(僕もである)からだ。
 妻と怜王は学芸大学の知り合いのパン屋さん「M-SIZE」へ行く(友達で怜王の最大の理解者?のSちゃんと待ち合わせているらしい)ことになっていたのでホームで別れ先に帰宅。 
 天気が回復して来ていたので数日分溜め込んだ洗濯を速効で行いつつ、夕飯のカレーを制作。そして洗濯モノを干そうと6時半過ぎベランダに出ると、もうすっかり暗くなっているのに信じられないほどの明るい空の青さであった!
 妻と怜王は間もなく帰宅。夕飯を食べ、怜王は借りて来たばかりの「ヤッターマン2」を楽しそうに見ていたが、8時過ぎ眠った。妻に聞けば5時過ぎくらいから「帰ろう」と怜王に言っても「まだかえらない」とずっとM-SIZEの前のデッキ((http://www.geocities.jp/bakery_m_size/))で遊んでいたと言うので、疲れていたに違いない。
2009年03月14日(sat)  No.58

3月12日

 6時少し前怜王が僕の布団に潜り込んできたので「もうおきたい…」とか「おとうさん もうあさだよ!」などと言うだろうと思っていると、「7じまで ねむる…」とご機嫌斜め…。
 しかし朝のこの時間帯だらだらしてるとあっという間に過ぎてしまうので、ともかく怜王が持って行くお弁当を作るからと言って説得し、どうにか機嫌を直しキッチンへ…。  寝起きが悪くても起きてジュースなどを飲むと機嫌良くなり、怜王はすぐに紙に何やら描き始めた。聞けば昨日幼稚園の同じクラスの男の子Tくんがお迎えで、お迎えに来たTくんのお父さんが「がいじんだった…」らしい。
 それが印象的だったようで今朝の第一作は「Tくんのお父さんとTくん」の図なのであったが、Tくんのお父さんが何人なのか分からないがダリのようなヒゲ?をたくわえ笑顔が何とも良い感じ!
 9時15分過ぎ、妻に連れられ怜王が幼稚園バス乗り場へ向かった。今日は10時半より幼稚園で「ジャズクラブ演奏会」と言うのがあるらしく、妻は怜王を園バスに乗せたその足で東急バスで幼稚園へ行くと言って出掛けた。
 僕はと言えば洗濯物をし部屋の掃除をしたあとシャワーを浴びて、さて近隣散歩(撮影のこと)でもと思っていると妻からメールで「劇をやった時の写真が貼り出されていて、怜王が写っているのが13枚あってその場で番号を記入して支払わないといけないんだけど財布忘れた…」であるという。近隣散歩を中止して11時過ぎ、東急バスに乗りH幼稚園へ向かった…。
 今日の目黒通りは空いていて、11時16分着のバス(実際来たのは18分であった)に乗ったのだが28分には権之助坂のバス停に到着。所要時間10分と、いつになくスピーディーなのであった。
 11時半には終わってると思ったコンサートは長引いているようで、外で待っていようと思った様子を見たかったのでホールに入った。たくさんの園児たちの背中が見え正面にはジャズマン(軽音楽同好会のような雰囲気であった…)が演奏をしていた。
 怜王はどこにいるのか園児たちを見渡していると、担任のM先生の側にいる怜王を発見!とその瞬間視線を感じたのか、怜王が振りかえりニッと笑った。
 11時45分コンサート終了。園児たちはミュージシャンたちと握手をして、それぞれのクラスへお弁当を食べに戻って行った。
 廊下に貼り出された写真を見て選び、受付で注文し支払いを。そして担任のM先生に挨拶をと思って怜王のクラスまで行くと、お弁当の真っ最中。僕らが顔を出すと数名の園児がこちらを見て、「れおくんのおとうさんだ! れおくんのおとうさんだ!」と言うので全員が僕らの方を…。その中に怜王もいたのだが、振り向き様に目が合うと手を振ってにっこり笑った。M先生に挨拶をし、H幼稚園をあとに東急バスに乗り込んだのである。
 午後になって怜王が帰り、夕方から先日借りて来た「アイランド(http://www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp&num=3456)」を見る。この映画ビデオレンタルショップでまだ見ていない「SF映画(近未来もの)」をキーワードにチョイスした正直まったく知らない映画であったが、最後まで飽きさせない素晴らしい映画であった。
 8時半過ぎお片づけをようやく終えた怜王が眠ってから、妻がチョイスした「かもめ食堂(http://www.nikkatsu.com/movie/official/kamome-movie/)」を見る。キャストに室井滋がいたら「やっぱり猫が好き」のようだが、日本映画としては画期的なオール海外ロケ(ヘルシンキ)で内容も自然体でとても良かった。「めがね(http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id327719/)」も見てみようかな?
2009年03月12日(thu)  No.57

3月10日

 昨夜7時に眠った怜王は、8時9時10時と眠りが浅く何度も目を覚まし朝までどうなるだろうと思っていたが、意外にもその後の眠りは深く6時過ぎに目を覚ますまで爆睡であった。
 そして起きてからはいつものようにややぐずりぎみであったが、朝ご飯(今朝は久々に納豆ご飯)を完食するなど体調は良さそうで食後もレゴで遊ぶなど快調な一日のスタートを切った。
 我が家では、一日中J-WAVE(http://www.j-wave.co.jp/)をBGMがわりにしにしている。今朝は別所哲也の「Good Morning Tokyo」に、「ゼラチンシルバーラブ」で監督をした操上さん(http://www.kurigami.net/)がゲストで別所哲也とトークをしていた。
 操上さんは僕がプロになる前からコマーシャル写真の世界で第一線で活躍していて、その昔コマーシャルフォトなどの雑誌に掲載された操上さんの写真を見て、フィルターの使い方や構図など夢中で見て読み吸収したりしていた。森山さんとは違った意味で、当時”憧れの写真家”だったのである。
 9時15分幼稚園バス乗り場に妻と怜王が向かった。そして妻が戻って来て間もなく、「新宿御苑の温室に行ってみたい」と妻が言うので、珍しく銀塩カメラ(ドルーク)にフィバーサルフィルムを詰めバッグにRICOH GR DIGITALIIを入れて出掛けた。
 東横線で渋谷に出て、副都心線に乗り換え新宿三丁目下車。副都心線が出来てから、直で新宿の街の中心部へ行け新宿御苑へ行くのがとても便利になった。
 と門の前まで行くと「あっ、温室閉鎖しているって…」と妻が言った、何と言うことだろう、いつも開いている温室がしまっている(帰宅後ネット検索してみると、温室が建て替えられるらしい http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/topics/090224.html)とは…。
 温室に入れなくてもここまで来たら当然のように新宿御苑に入り、のんびり苑内を撮影散策。昼過ぎ御苑を出て、伊勢丹7階へ行きランチ。そしてJR新宿駅で別行動(妻はビーズショップへ行き帰りに怜王をバス停にむかえに行く)。僕はといえば山手線に乗り渋谷下車し、渋谷の街を1時間ほどスナップして2時過ぎ帰宅。
 2時半過ぎ怜王が妻といっしょに帰ってきて、おやつを食べたあと「10日はビデオ安いんじゃなかったっけ!」という妻の一言で、三人そろって駅前のビデオショップへ。最近近未来モノが何となく見たくなっていたので僕は「イーオン・フラックス」「Vフォー・ヴェンデッタ」「アイランド」を、妻は「かもめ食堂」怜王は「ヤッターマン」5本7泊8日で1050円也。
 さて明日(今週は仕事の中休み)は今日より天気がよいようで、先日お散歩仲間と歩いた浅草にもういちど今日行ってみようと思っている。それも今日と同様、妻といっしょにである。それは案外浅草と言う場所が、山の手つまり渋谷や原宿とは対局の下町である浅草辺りに僕の感覚の”琴線に触れる?”被写体との出会いが意外にも多く発見もたくさんあったからである。
 それにしても、植物園や温室はとても魅力的だ。1900年くらいからおよそ5年ほど、植物の「葉」を撮影していた。東京都内の植物園を中心に知り合いのクルマに乗せてもらった郊外の森や林などにも行ったり、さらには屋久島、佐賀、金沢など撮影範囲を広げて行った。
 そして夢の島熱帯植物館、新宿御苑、小石川植物園等の温室に足しげく通いミノルタオートコードやローライフレックス、ニューマミヤ6などの6×6+トライXの組み合わせで撮影し、キヤノンサロンで写真展『breath』ヒステリックグラマーから『hysteric untitled no.5』 と形になって行った。
 今日新宿御苑に行って僕と妻はたくさんの写真を撮ったが、やはり植物の姿にのめり込んで行く自分を感じた。植物に接すること植物を撮ることに、ふつふつとした意欲が高まって来ているのであった。
2009年03月10日(tue)  No.56

3月9日

 昨夜8時過ぎ怜王が「せなかかいて…」と言うので背中をさすったり保湿剤をぬってあげたりしていると、「ありがと…」と小さな声で言うとすーっと深い眠りについた。怜王は時々「ありがと」と言うことがあるが、眠る前に口にしたのは初めてのこと。とても、幸せな気分。
 だがしかし零時1時さらに妻が眠る直前の2時(ずっと本を読んでいたようだ)少し前と頻繁に目を覚ましたが、背中をさすってあげるとものの数秒で眠りについた。以前は一度目を覚ますと1時間は普通にかゆがりぐずり続けていたがずいぶん成長したものだ。
 早朝5時半過ぎベランダあたりにスズメやムクドリたちが鳴く声が聞こえて目を覚ましたが、隣の布団で寝ている怜王を見ると仰向けで爆睡していた。しばらく布団の中にいたのだが、妙に熱く苦しく感じそのまま起床。昨日から「おべんとうは どらいかれー」と怜王が言っていたので、作る準備を始めた。
 6時半過ぎ、怜王が起きて来た。温めのお湯にカルピスを入れて飲ませ、朝ご飯は何が良いか聞いてみると、「たべなり…」と言う。そのうちおなかが空いたら食べると言うだろうと思いつつお弁当を作りお茶を水筒に入れ、水20ミリリットルほどで溶解した食前のアレルギ−の薬インタールを小さなペットボトルに入れ幼稚園バッグに(お弁当の30分前に飲ませてもらえるよう、担任のM先生に言ってある)入れた。9時15分、かなりご機嫌で怜王は幼稚園バス乗り場に妻といっしょに向かった。
 この日今ひとつ天気が悪いことがはっきりしていたので、出掛けることをせずデスクワークに終始する。そして1時過ぎ怜王のおやつのお菓子類が少なくなっているのに気づき、都立大学駅前の東急ストアへ行きお菓子を購入。
 2時半過ぎ、怜王が妻に連れられ幼稚園から帰って来た。テーブルの上にとんがりコーンベビースターラーメンを入れた小皿、そして黄色いペンギンのコップに牛乳を温めカルピスを少し入れたホットミルクカルピスが置いてあるのをみて「なにこれ!」と嬉しそうにお菓子を覗き込み凄い勢いで幼稚園のバッグと水筒を置きジャケットを脱ぐと、洗面所で慌ただしくてを荒いテーブルにやって来てもくもくとお菓子を食べ始めた。
 3時過ぎ妻と怜王が碑文谷公園(バス停から「きょうは こうえんにゆく」と言っていたらしい)に行こうとしている時、写真家の湯沢くん(http://www.eiji-yuzawa.com/)から携帯に連絡が入った。ひと月ほど前写真展をやると言うメールをもらっていたのだが、忙しさにかまけてすっかり忘れて(現在開催中… http://www.parco-art.com/web/logos/bones0903/index.php)いた。
 湯沢くんは10年以上前月刊カメラマンの「新人持ち込み」を担当している時ににやって来た若手写真家で、シュールレアリスムを意識した特異な作品を制作していて今回の写真展は写真集と平行した彼の趣味嗜好がとても良く出た作品であるように思う。時間を作って見に行かなければ…。
 2日前まで困り果てていた海外からの迷惑メールだが、ここ数日1日2件くらいしか入らなくなった。一時的なものかも知れないが、これくらいの件数であればアカウントを再度変えなくても大丈夫そうだがまだまだ変えたばかり。今しばらく様子を見てから、判断することにしよう。
 妻と怜王は5時半ころに戻って来たが、怜王は半べそ妻はご立腹…。怜王は「おかあさん おこってる…」「あれほしかった…」と言う。どうやらお菓子売り場で玩具付きのお菓子を「かう」「ダメ!」ともめて怜王が却下されて帰って来たようだ…。
 玩具のついたお菓子は高い訳じゃないが、買い物に行くたびに「これがほしい あれがほしい」と言われては何とも叶わない…。怜王の手は「だいえーの ななかいにいく」「きょうは みるだけ」などと言って玩具売り場に僕らを誘導し、到着するとじっくり玩具を見始めてひとつターゲットを見つけると「これかう…」などと言ってだだをこねるのである。
 こうした場合ビシッと叱ってと思うが、怜王の場合すべてその場で終わってしまうのでいくら怒っても教訓としてかされずに次もまた同じことをする…。そんな訳でいたちごっこなのだが、「ダメ!」と言うと泣くし買ってあげればまた次も同じことをする訳でどうにも収まりがつかないのである。
 時間が時間なので夕飯(卵を使用していない、麺使用の焼きそば)の支度をし、なだめるつもりで6時三人で食べた。ある意味僕も妻も、そして怜王も頑固である。なので一度へそを曲げると、なかなか元に戻りにくいと言う弱点を持っているので今日の場合僕は現場にいなかった?ので立場は中立…。
 そんな状況でも、全員焼きそばを完食。怜王はテレビを7時まで見て、きちんと歯を磨き(放っておくと歯ブラシを口に入れただけになってしまうので、結果的に仕上げは僕がやること…)布団に入らせた。
 そして「今日はひとりで寝てみようか?」と怜王に言うと、「おとうさん せなかかいて」と小さな声で言った。妻に聞こえないように言っているように見えたが、これも僕のやるべきことなのだと言い聞かせつつ背中をさすってやると数分で眠りについた。
 がこんな時間に眠れば当然ながら数時間後あたりから深夜零時前後、さらに2時や3時に目を覚ますことは必至。何をか言わんや…であるが、これ以外のことの納め方につて、僕はノー・アイディアなのである…。
 8時過ぎ、聞き取れないがかなり大きな声で怜王が独り言を言った。言った勢いでシャツをまくり上げてお腹をかいていている…。即そばに行ってつめを立ててかいている怜王の替わりに、指先でさすってあげると落ち着くようで数分で眠りについた。が、まだ寝てから1時間…。先が思いやられる…。
2009年03月09日(mon)  No.55

3月8日

 自分の布団で寝ていた怜王が、5時過ぎ僕の布団り込んできた。そしてしばらくもぞもぞしていたかとおもうと、毛布を身体に巻き付け寝返りを…。僕の身体から毛布がずり落ち、薄手の掛け布団になってしまった。
 こうなるとさすがに寒く寝ていられず、もう少し寝ていたいと思ったが我慢出来ずに起床しパーカーを着てキッチンへ行き暖房をつけた。
 昨夜中途半端な状態で寝てしまい日記を書くことが出来なかったので、iBook G4に向かいキーを打ち始めた。僕が起きてから10分後、怜王が慌てたそぶりで起きて来て「かゆい…」とひと言…。
 今日は怜王的には待望の日曜日で、寝室ではまだ妻が眠っているのでキッチンのテーブルに携帯をのせワンセグでチャンネルをあわせた。
 6時半は「ねぎぼうずのあさたろう」そして7時から「バトルスピリッツ 少年突破バシン」。待望の「侍戦隊 シンケンジャー」さらに「仮面ライダーディケイド」「フレッシュプリキュア」と30分ごとに9時までテレビ朝日独占状態の子ども番組は進行して行くのであった。
 さて昨夜かゆがった怜王を見たとき、最近食べている飴の成分にサトウキビと蜂蜜があり蜂蜜がもしかしたら怜王的にアレルゲンではないかと思ってネット検索をしてみると、蜂蜜はもちろんのことサトウキビも糖質として引っかかるのではないかという疑いが出て来た。
 蜂蜜にはいろんな植物の蜜や花粉なども含まれているようで、食物アレルギーを持つひとにとっては完全なるアレルゲンだという。そして食物アレルギーを持つ子どもにとっては、もっとも危険であるような記載もあちらこちらに…。
 確かに蜂蜜にはいろんな植物の蜜それに花粉が含まれているということは、素人の僕にも理解出来る。ともあれしばらくの間、この飴を食べさせるのをやめ怜王の様子を見るしかない。
 といろんなことを考えているうちに時間は経ち、あれだけ「しんけんじゃー」と言っていたわりには見ることもなく落書き帳に盛んに絵を描いている怜王であったが、「フレッシュプリキュア」が始まると絵を描くことをやめ携帯ワンセグの画面に釘付けとなった。プリキュアが好きなのは、女の子だけではないようだ…。
 今日の怜王は何と言うのか右と言えば「ひだり」食べる?といえば「たべない」と言った天の邪鬼的言動が著しい日のようで、終始気分にむらがあった。がいったん自分の好きな遊びにハマると集中して、気持ちが安定する感じ。インディージョーンズの神殿を自分なりにコーディネイト(スターウオーズのキャラクターが柱の上に…)して面白がったりしているのを見るのは楽しいのだが…。
 午後になって「あんぱんまんの げーむ やりたい」を、怜王は繰り返し始めた。アンパンマンのゲームとは、ダイエーにあるボールを投げると景品がもらえるゲームで、年齢的には2歳くらいが対象のゲームのように思えるのだが怜王はそれをやりたいのだと言う。
 3時過ぎ仕方がないのでダイエー4階に行き、アンパンマンのゲームをやらせてみた。最初ゴムボールが6個ほど出て来てそれを直径50センチほどの枠の中に投げ入れて行くのだが、簡単なようでなかなか入らず1分ほどの時間でトータル9個…。ゲームが終わると小さなキャンディーがひとつ出て来たが、これでで100円は高いなぁ…。さて怜王はと言うとゲームがやれて、飴が出て来てひとまずご機嫌なのであった。
 帰宅後も天の邪鬼と内弁慶をめいっぱい発揮する怜王はある意味?マイペースで楽しそうに過ごし、夜になってからはテレビで「ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」を見て、さらにMXテレビで「トムとジェリー(30分のうちに半分だけ見せて、あとはお片づけの時間にしてみた)」「ムーミン」を見て8時過ぎきちんと歯を磨いて眠った。ここ数日では、もっとも自然な眠り方をしたように思う。
 僕は会社勤めではないので、怜王が生まれてからずっと時間があれば妻といっしょに子育てをして来た。写真もたくさん撮ったがどうやって言葉を憶えて行くのかと言った、言葉の記録も3歳くらいまでしっかり記録して来た。
 そして幼稚園に入り集団生活を始めて、いろんなことを憶え始めてからも出来るだけ側にいて怜王がやることなすこと全部見ておきたいと思い生まれたときと同じようにずっと怜王を見て来た。
 しかしこれだけいっしょにいていろいろサポートをして来ても、怜王がひとりの人間であるだけに理解出来なかったりすることは山ほどある。そして僕自身怜王と同じ4才の頃、どんな子だったのかまったく憶えてい。
 両親は今の僕のように、いろんな壁にぶち当たり精いっぱい僕ら兄弟を育てていたのであろう。子を持って初めて自分が小さい時のことや両親のことなど、思いもよらないことを今日はたくさん思い出した。
 今月17日で幼稚園は終業式で、4月13日の始業式で怜王も年中さんである。まだおむつが取れない状態で入園をし僕らも怜王も手探りでやって来たこの1年がもうじき終了と言うところで、ずいぶん成長したなと思うことが多い。そしてその成長の大半は自我を持った怜王と、子育て初心者の僕らとの摩擦である。
 17日が終わるとほぼ1ヶ月幼稚園に行かない状態が続く訳で、ここはしっかり平常心?で過ごして行きたいと思っているがどうなることやら…。と思いつつ先日インタビュー撮影をした、川嶋朗先生の著書「心もからだも冷えが万病のもと」を読破。小児アレルギーのことに取材のとき先生がふれて話しをしているのを聞いて、そのケースは怜王にも当てはまるかも知れないと思い著書を購入した。
 撮影後少しずつ実行していたが、本を読み終えて川嶋先生の取材に行けたこと、直接先生の話しを耳にしたこと、そして著書を読もうと思ったことすべてが良かったと思えた。僕が実行しはじめたこととは、冷たい飲み物をなるべく飲ませないことである。
2009年03月08日(sun)  No.54

3月7日

 6時半過ぎ、怜王が目を覚ましたのでいっしょに起きる。いつものようにかゆがっているものの、気分良く起きられたようだ。僕も昨夜寝ている間に一件も海外からの迷惑メールが携帯に入っていず、気分は上々。それに久々の快晴で、とても気持ち良い。
 今朝の怜王はミルクジャムをぬった食パンが食べたいというので、そのようにして牛乳カルピスを添えた。
 落書き帳に絵を描くようになって、おもちゃをあまり広げなくなった。いつもは幼稚園に行くギリギリの時間まで寝室いっぱいにミニカーやレゴ積み木や本などが散乱し、どこから片付けて良いか分からないくらい酷い状態が続いていたので今朝の寝室にほっとひと息。
 怜王が幼稚園に行ってからベランダの窓を全開にしてまずは掃除機をかけ、気分が良いのでホットカーペットカバーを洗濯し観葉植物に水をあげたりと穏やかで平和に午前中が過ぎて行った。
 12時を回ったので、もすぐ帰ってくる怜王のためにドライカレーを作る。12時半過ぎ、妻に連れられ怜王が幼稚園から帰って来た。食前のアレルギーの薬インタールを飲ませ、ドライカレーを差し出すと「おいしい!」と言って完食。。
 1時過ぎ、3月開講コダックフォトスクールの初回の講義に出掛ける。今回から初級コースにクラスが代わったので(今までは上級こだわりコース)、新しい受講生がやってくる。どんな写真を撮るひとたちなのか興味津々である。
 東横線で中目黒まで行き、日比谷線に乗り換え日比谷下車。JR有楽町駅のガード下をくぐり、ギンザインズ(http://www.ginza-inz.co.jp/index.php)隣(日本橋寄り)のスポットフォトサロン(http://www.kjimaging.co.jp/spot/)上の教室へ。
 2時になりコダックのKさんから挨拶、そしてスポット(ケイジェイイメージング)のHさんから説明のあと3月開講の基礎コースの講義を始めた。と言っても教材がある訳ではないので僕が思うスタイルで、今回のテーマ(次回撮影実習で、誰にでも実践してもらえるような撮影スタンス)を提言。4時半過ぎ講義終了。
 モノクロプリントを持参したひとのびのび写真を撮ることを楽しんでいるひとなど、新しい受講生たちは年齢もさまざまだったがとても和気あいあいとしていて受講生全体に前向きな感じを受けた。3月開講初級コースは、充実したものになるように思った。
 5時半過ぎ帰宅。天気が良かったのに怜王は僕が帰る直前まで昼寝をして、寝起きで半べそをかいていた…。寝起きの機嫌が今ひとつなのだが、しばらく経つと楽しそうに遊び始める。夕飯時に何を思ったか落書き帳をハサミで切って一枚の細長い白い紙を持って来て、「やったーまん つくって!」と言うのでアイマスクを作り輪ゴムで止めて顔に装着してあげる。GAPのキャップが今ひとつだが!?、本人はヤッターマンになり切っていて表情もアクションもけっこうヤバい状態であった。
 そんな怜王は9時を回ったあたりからかゆくなって来た(眠い証拠)ようで、布団に入っても「せなかかいて おなかかいて あたまかいて あしかいて…」としばらくさすってあげると別の場所を指定して…、その都度保湿剤をぬってかゆい気を散らしたのだが結局10時半くらいまで眠れないようで怜王は起きてしまった…。
 ここで今日は僕がさつり疲れ?をしてしまい、身体にどっと疲労感がつのり怜王より先にあえなく爆睡…。怜王は妻に寝かしつけてもらったようだが、零時過ぎ再びかゆがって目を覚ましたので、僕もここで目が覚めた。
 妻はまだ起きていたが、ふたたび怜王の背中をさすったりして眠りにつかせた。しかしこの怜王のかゆみの元は、いったいなんなのだろう?ここ数日今まで食べていなかった飴を食べていて、その成分の中にパラチノースと言うのがあって無砂糖で虫歯になりにくいもののようだが、その内訳が「サトウキビと蜂蜜」であるようで、蜂蜜あたりが怜王のアレルゲンである可能性がある。
 アレルゲンである食材(卵とジャガイモ)を除去することは出来る限り(特に卵)しているが、甘みのある蜂蜜は血液検査でアレルゲンの特定を行った時に対象食材だったような気がするが明日ちゃんとチェックしなければ…。
2009年03月07日(sat)  No.53

3月6日

 5時半ころ、怜王がかゆがって目を覚ました。昨日は井の頭公園でめいっぱい遊び夜も8時半過ぎには眠ったので、睡眠時間も9時間と十分。起きてもしょうがないが僕としてはまだ6時間もねむっていないので少々辛い、と思いながらも起きることに…。
 キッチンに来た怜王は「ぎゅうにゅうかるぴす」と言うので、レンジで牛乳を常温まで温めカルピスを混ぜで飲ませる。美味しそうに飲み干すと、おもむろに落書き帳を持って来て夢中で何やら描き始めた。
 そして僕のところに持って来て絵を指差し、中央上が「こうもり」で左下が「もるもっと」そして「とり」と言った。怜王はコウモリが大分気に入ったようで、昨夜も盛んにシンクパッドのビットマップでコウモリやその他見た動物の絵を描いたりしていた。
 昨日の食欲が持続しているのか、今朝は「ふりかけごはん」というので(それもカレー味が食べたいと言う)食べさせたあと、しばらく経ってから「ぱすた が たべたい」と言うので、少量ミートソースのパスタを作ってあげるとあっさり完食。お弁当が食べられない(幼稚園のお弁当の時間は11時…)のではないかと思うほど、よく食べた。
 そう言えば昨日吉祥寺で「今日だけ1200円」と書かれていた、スパイダーマンの長靴(16センチ)を怜王に買ってあげた。この長靴通常は2000円くらいしていて、いつも買ってあげようかどうしようか迷っていたのである。
 これで幼稚園に行く時の怜王の持ち物には、新大阪駅で買った大阪限定スパイダーマンキーホルダー、自由が丘で買った同じくスパイダーマンキーホルダー、それにスパイダーマンのお弁当袋、そしてスパイダーマン長靴とスパイダーマンづくしとなったのである。
 そんなスパイダーマンマニアの怜王は、妻といっしょに9時15分過ぎ意気揚々幼稚園バス乗り場へ向かった。
 さて1週間ほど前携帯の着メロを変えようといろいろネット検索をしたのだが、その直後から今まで皆無であった迷惑メールが嫌と言うほど入って来たのでメールアドレスの変更を行った。
 と変更後日本の迷惑メールはシャットアウト出来たのだが海外の迷惑メールサイトに反応してしまったようで、中国、ロンドン、アメリカといった国からドラッグがどうのバイアグラが何とかと言う英文の迷惑メールが殺到。
 どういうアカウントであれば、迷惑メールが入らないのだろか…。パソコンのメールアドレスもso-netを使用していた時は迷惑メールがたくさん入って来て、これはまずいと言うことでプロバイダごと変更してみたら信じられないことにまったく入ってこない。
 海外からの迷惑メールが多いと言うことは、アカウント名に問題があるとしか思えない。策を練りなをして、再度アカウントの変更をしなければならないだろう…。
 さて幼稚園から帰って来てすぐマクドナルドのキャンペーン(http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2009/promotion/promo0213.html)でもらえる「マダガスカルの人形」を怜王にと「お着替えしたらマックに行くよ」と妻が言ったにもかかわらず、4時半くらいまで遊び続けあげくの果てキッチンの床で船を漕いで「ねむい…」と言うので布団を敷いてあげると、やっと幼稚園のブラウスと半ズボンを脱いで速効布団に入ると即爆睡したのであった…。
 5時半ころ夢遊病者のように布団から立ちがあり、なぜか掛け布団を肩にかけて微妙に移動する怜王がいた。奇妙な動きで、すっきり機嫌良く目覚めた感じはない…。近くに寄ってどうしたいのか聞いてみると、急に「かゆいかゆい」と言いながらぐずり始めた…。
 毎度のことながら寝起きがいつも不安定な怜王で…、20分ほどぐずぐずしていてようやく6時過ぎ嫌が戻った怜王と妻が、都立大学駅前のマクドナルドへ(妻は行く前にしっかりパソコンでマクドナルドのホームページをチェックし、クーポン券を3枚プリンターで出力して持って行った)。そんな訳で今日の夕飯は、マック(始めてのことかも…)なのである。
 とふたりが出掛けたあとキッチンの椅子に座ってiBook G4を開いてメールチェックしようとしていると、携帯に着信が…。液晶を見ると妻からで何か嫌な予感がしつつ電話に出ると、「お財布忘れちゃった…」と言う…。と言うことは「もってこいと…」と言うと「…」ということで、ゆったりしようと思ったが財布を持って都立大学駅前のマクドナルドへ…。
 無事前期4体中、3体「アレックス(ライオン)グロリア(カバ)、ジュリアン(キツネザル)」をゲット。メルマン(キリン)は却下で帰ったのだが、怜王的には欲しかったようだ…。
 「ハッピーセット(僕らが選んだのはハンバーガー、あるいはチーズバーガーでポテトとドリンクとかなりの軽食…)」三つで、クーポン使用で880円。3人分の夕食としてはかなり安上がりであったが、怜王が眠った9時過ぎくらいから微妙に空腹感が生じ、結局10時半を回った頃空腹に耐えきれず食パン一枚マーガリンをつけて食べてしまった…。
 と後悔していると寝室の方で微妙な音が…。のぞいてみると怜王が目を覚まして立ち上がっていたので近寄ると、「といれ…」と言うので玄関脇のトイレまでいっしょに。出てくるのを待っていると、僕がいるのを見てニッと笑うとまっすぐ寝室に行き自分で布団に入ると数秒で眠りに落ちた。
 トイレに行った怜王と今ここで眠っている怜王が同じ人間であるとは思えないような立ち振る舞いだが、つい1年前までおねしょをしたり日常的にお漏らしなど日常茶飯事であったがトイレに行きたくて目を覚ましちゃんとおしっこをして眠るなどさすがに成長したなと思う。
2009年03月06日(fri)  No.52

3月5日

 早朝何時くらいだろうか、怜王が自分の布団から僕の布団に潜り込んできた。潜り込んできても良いのだが、必ず自分の方に掛け布団を引き寄せるので結果的に隙間が出来て寒くなる。それに寝返りの激しい怜王なので…、どうしようもない。
 怜王の足がお腹に乗ろうが蹴られようが、ひとまずツタンカーメンのように足を伸ばして上を向きぎりぎりの所で掛け布団をおさえつつ眠った。
 7時過ぎ、怜王が目を覚まし僕の顔を覗き込みけらけら笑った。機嫌良く目を覚ましたのでそのまま起床したが、ゴーオンジャーにかわって始まったシンケンジャーのグッ
ズのあれが欲しいこれが欲しいとけっこうお高いおもちゃを執拗に欲しがるので僕のテンションは徐々に下がりぎみ…。
 今日は新入保育園児「一日保育」のため、在園園児は休み。昨日から天気が良いようなので、吉祥寺(井の頭公園)にでも行こうかと話していたが、朝からいつになく素晴らしい天気。これは行くしかない!
 11時過ぎ、家族で出掛ける。東横線で渋谷まで行き、井の頭線の急行に乗り換え終点の吉祥寺まで。丸井脇から、雑貨屋やレストランなどが集まる一角を通り井の頭公園へ。しばらく歩いたところでお昼でもと言うことになり、少し戻って「オーインディア(http://r.tabelog.com/tokyo/A1320/A132001/13005864/)」に入りジャガイモが入っていないカレーを聞いてから妻が角煮カレー(マイルド)と僕がチキンカレー(ミディアム)で一品料理でナン。
 怜王が無類のカレー好きであることが分かって、ジャガイモさえ入っていなければ大丈夫な料理であることが分かっているので三人でいっしょのものが食べられることにきっと怜王も嬉しかったに違いない。
 お昼を食べて元気いっぱいで再び井の頭公園の池でカモにエサをやったり、井の頭自然文化園で動物を見たりスポーツランドで電動カートに乗って楽しかったりもしたが怜王的にはモルモットをだっこしたことが一番嬉しかったようで家に帰ってからも「もるもっと かわいかったね」と何度も口にした。
 夕飯になって何が食べたいのか聞いてみると「かれー がいい」というので、お昼もカレーだったけどまたカレーで言いの?と言うと「うん」というのでちょっと小さめのカレーを作ってみた。すると「ちょっと からい…」などと言いつつも、ほぼ完食!今日一日、楽しかったようである。
2009年03月05日(thu)  No.51

3月4日

 インフルエンザの薬タミフルの服用が終わって2日経過し、怜王の「かゆい」は大分沈静化して来ているようで深夜何度も起きることなく今朝は7時くらいまで良く眠った。
 インフルエンザかどうかは分からなかったが2月27日の夕方、トーマスの自転車に乗せて買い物に出た時に「あたまがいたい…」と言ったので帰宅後熱を計ってみたが平熱であった。
 そしてその日の夜38度を超えていたので早めに寝かせ、翌28日朝40度になっていたので妻が学芸大学のクリニックへ怜王を連れて行ったらインフルエンザであることが判明。兆候があった27日夕方から今日まで、数えること5日。高熱こそ出しはしたが、ぐったりしたり大汗をかいたり咳をしたり嘔吐したり下痢をしたりなどをせずインフルエンザは完治。
 怜王は生まれてから嘔吐したことは数えるほどの3回くらいで、高熱を出したのも3回ほど。アレルギー体質はあるものの、丈夫な身体に生まれて良かったと思う。9時15分過ぎ、2日ぶりに妻と幼稚園バス乗り場へ元気良く向かった。
 さて今日仕事が5時からと遅く、その間久々にゆったり過ごす。がそれにしても今日は寒い。2時半過ぎ、妻に連れられ怜王が幼稚園から帰って来た。持って行ったお弁当(ドライカレー)は、嬉しいことに完食。慌ただしく幼稚園のジャケット脱ぎ、手を洗うと用意しておいた牛乳カルピスとお菓子をむさぼっていた。
 怜王によるとS組では、5.6名風邪やインフルエンザで休んでいると言う。怜王がインフルエンザにかかる前、同じバス停から乗る○○ちゃんもインフルエンザにかかって幼稚園を休んでいた。今年はインフルエンザが、かなり猛威をふるっているようだ…。
 4時15分過ぎ、デジタル機材やモノブロックストロボを持ち仕事に出掛ける。雨が降っているせいか、気温が上がって寒さを感じない。
 東横線で渋谷に行き、銀座線に乗り換え外苑前下車。2番出口から徒歩1分の、東京女子医科大学付属青山女性・自然医療研究所(付属青山自然医療研究所クリニック http://www.twmu.ac.jp/AWNML/N/top/)へ。
 クリニック入り口でY出版編集部のKさんとライターのHさんと合流し、クリニックへ。今日は所長である、医学博士川嶋朗先生のインタビュー撮影である。
 この撮影の仕事が入ったとき”自然医療”と言うのがどんなものなのか、まったく知識無しで撮影に向かった。いつものことで撮影をしながら被写体である先生の一挙手一投足を観察し、シャッターを切るタイミングを計りつつ話しの内容もしっかり把握する。これがインタビュー撮影の僕にとってのベーシック。
 いつものようにそうして撮影を進めていると、話しの内容がアレルギーのことに。そして川嶋先生の自信に満ちた言葉に釘付けになった。それは川嶋先生の著書「心もからだも「冷え」が万病のもと(http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0378-i/index.html)」という本をベースに話しが展開されていて、身体をあたためることでアレルギーも改善されると言うのだ。
 その話しを聞いたとき怜王に関係する、いろんな情景が脳裏をよぎった。仕事で撮影をしていて、これほどインタビューの内容に引き寄せられたことはない。明日から怜王にしてあげられることが、たくさん出来た。
 6時過ぎ付属青山自然医療研究所クリニックをあとに、銀座線に乗り込み帰路につく。帰宅すると怜王は、キッチン椅子に座って食事をしていた。「何食べてるの?」と聞くと「ざたにあ」と言う。食べているものを見ると「ラザニア」である。怜王は自信を持ってもう一度「ざたにあ」と言って得意げに食べていた。
 そして今日中に画像データを送らなければならないことが撮影に出る直前に某所から連絡が入っていたので、川嶋先生のデータをMacに取り込みつつそちらの方を優先して処理。データ送信の「おくりん坊」で即送信。
 夕飯を食べたあと、今日撮影して来た川嶋先生の写真をセレクト加工している時、怜王が「だっこ…」というので「だっこは赤ちゃんじゃないのかな…」と言いながら膝の上に乗せそのままの状態で画像の加工を行っているうちに怜王は眠ってしまった。
 画像の加工は半分くらいまで来ていて、ここで怜王を布団にと言う感じでもないので10分ほど椅子に座ってだっこしたままMacとにらめっこをしつつ完成。そしてこれも即「おくりん坊」で送信し納品終了完。送ったあとで、妻が敷いてくれた怜王の布団にそっと移動し寝かしつけた。
 怜王が眠ったあとキッチンの妻のMacのモニターで、妻が借りて来たDVD「真珠の耳飾りの少女(http://www.gaga.ne.jp/movie/archives/detail/i0000000150m)」を見る。フェルメールの絵は中学生くらいから見ていて好きだったので最後まで夢中で見たが、映画は何とも”切なさ”が残るものであった…。
2009年03月04日(wed)  No.50

3月3日

 昨夜も何度も目を覚まし、「かゆい かゆい」を連発し何度も背中をさすったり足をさすったりして保湿剤をぬったりした。昨日の朝タミフル(http://wadajournal.com/essay/shin_iryo/2007/tamiflu.htm)は飲み終えたがまだまだその効力?は残っているようで、かゆがり方も言動も妙に荒々しくそれにしつこい…。
 6時半過ぎ、怜王が目を覚ましてキッチンにやって来た。そしてさかんに、膝がかゆいと言う。膝がかゆいと言うのはこれまでにあまりないこと。保湿剤をぬりつつ、しばらくさすってあげる。
 朝は珍しく、納豆のおにぎりが食べたいと言った。納豆巻きではなく白い普通のおにぎりの中に納豆を入れるのだが、これがなかなか作るのが難しい。
 小さくちょっと深い小皿2皿用意し、双方にご飯を入れ真ん中に納豆が入るへこみを付け納豆を入れる。そして2皿をあわせてラップに移し、納豆がはみ出ないようにゆっくりそしてしっかり握り表面に軽く塩をふり海苔をあわせて出来上がり。
 少し大きめなおにぎりになってしまって、怜王は半分くらいしか食べることが出来なかった。よく食べた方だと思う。そして食べ終わったところで体温を計ると、36度ちょうど。これを見て完全にインフルエンザを克服出来たと思った。
 9時15分過ぎ、デジタル機材やモノブロックストロボを持ちT出版の撮影に出掛ける。T出版は10年以上の長い付き合いになるのだが、S医療システム担当のTさんとは今日が初対面で初めての仕事なのである。
 待ち合わせはJR川崎駅。東横線武蔵小杉乗り換えで、JR南武線に乗り終点川崎まで。時計台前でTさんS医療システムのNさん、S株式会社のSさんと合流し某会社へ。社長のUさんに話しを聞きながらのインタビュー撮影とポートレート撮影。12時過ぎ終了。
 1時帰宅。仕事に出ている間学芸大学のクリニックに妻が怜王を連れて行っくれていたのだが、怜王のインフルエンザは完治したとのこと!これでひと安心。昼食を済ませてから、撮影して来たデータをMacに移し速効でセレクトをしたあと画像をコントロールしてデータ転送「おくりん坊」で送信し納品完了。
 4時半を回った頃月刊カメラマンで使用した機材を梱包し、インフルエンザが完治した怜王といっしょに都立大学駅前のセブンイレブンへ(怜王は久々にトーマスの自転車に乗って!)行きクロネコ便で発送。撮影と原稿がいっしょになっている仕事も撮影だけの仕事も、ほぼ自分のペースで進行出来たことにほっと胸を撫で下ろした。  
 今日の怜王は食べなさそうでいて、意外にたくさんご飯を食べていた。それは朝作ったちょっと大きめの納豆おにぎりも、結果的に昼過ぎまでにほぼ完食。夜になって「ごーおんじゃーの ふりかけでたべる」というので適量を器に盛って出すと完食。
 その後「ぎゅうにゅうが のみたい」というのでもう夕飯はこれでおしまいと思いきや、「しろいごはん もっとたべる」と言うので同量のご飯を器に盛ると「ごーおんじゃー かれーがいい」と言うのでカレー味のふりかけを手渡すと、ご飯に均等にふりかけて驚いたことに完食したのである。こうしたことを見ても、怜王の体調がかなりの確度で回復していることが分かる。
 そんな怜王は、9時過ぎに眠った(と言っても「せなかかいて…」は健在?で、背中をさすってみるとかなりカサカサしていたので保湿剤をたっぷり背中と腕にすりこんだのである)。
2009年03月03日(tue)  No.49

3月2日

 インフルエンザにかかり学芸大学のクリニックでタミフルを処方してもらい飲み始めてから、極力アレルゲンに注意しながら食べさせているが妙にかゆみが増して来ているようだ。ネット検索するとタミフル服用で、ジンマシンやかゆみなどのアレルギー反応を起こしている子どもは多いと言う…。
 7時過ぎに目を覚まし起きて来た怜王の体温を計ると、36度6分(ちなみに僕は36度5分であった)。昨日の朝からまる1日経過して、36度5分前後と平熱の状態が安定して来た。
 怜王の朝ご飯は、珍しく食パンとオニオンスープを作って出すと美味しそうに完食!そして食後にインフルエンザの薬「タミフル」を飲ませようとすると、「にがいから いやだ」と言う…。
 昨日まで飲んでいたのにどうしたのだろう…と思ったが、怜王的にはインフルエンザはもう治ったと思っているに違いない。なかなか飲まないまま10時が過ぎ11時が過ぎ、妻といっしょにお風呂に入って出て来たところでおもむろに飲み始めた。
 怜王はひとから言われるとやらないことが多い(超”あまのじゃく”なのである)ので、こうして黙っているとひとりで自然に飲むのである。
 さて今日は2日。明日明後日は仕事で川崎に行ったり外苑前に行ったりして部屋にいられないので、3日締め切りの月刊カメラマンとカメラマンのMOOKで依頼されている原稿を書き上げようと決めていた。
 怜王がハイテンションなのでなかなか静かな環境で原稿は書けないが、それでもお昼前にMOOK編集Iさんから依頼されていた原稿とキャプションを書き上げることが出来た。そして本誌月刊カメラマン編集部、紅一点NMさんから依頼された原稿に着手しようと思っていると怜王のテンションが最高潮に達してしまい、原稿を書くどころではなくなった…。
 だがしかし10分くらいドタバタしていたが急に睡魔が襲って来たようで、「ねむくなった… ねむる…」と言うので布団を敷いてあげ妻の添い寝で眠るはずだったが、いくら妻が背中をさすったりしても眠らないので妻の方がしびれを切らし添い寝中止…。
 怜王は困ぐずり始めてしまったので、原稿を書く手を休め今度は僕が怜王を寝かす役になった。話しをしながら背中をさすること数分。横を向き、静かに眠り始めた。
 完全に眠ったのを確認しキッチンに戻り、原稿を書くことに集中すること2時間。そろそろ書き上がると言うところで、怜王が目を覚ました。そして何だか分からないが、泣きながら何かを訴える…。
 何か飲みたいのか食べたいのか何を聞いても一向に要領を得ず、どうしたものかと思っていると「といれ…」と言ってトイレに向かって走って行った…。
 怜王のテンションが沈静化?してから、再びiBook G4に向かい原稿を書き始めた。今回の仕事はまず月刊カメラマンのMOOKを担当しているIさんから2月2日にあった訳だが、その時は締め切りに余裕(2月26日)があり、じっくり撮影をしてじっくり原稿が書けた。
 その後Iさんから後継機が出るのでそれも追加でお願いしますと言うことになり、さらに月刊カメラマン本誌NMさんから「本誌のニューモデルの方もお願い出来ますか?」ということで、某社コンパクトデジタルカメラの撮影と原稿が機材が届いた2月26日から今日3月2日までの5日間に集中したのだがそれも今日で終了。
 今日は一日まれに見る晴天であったが、ともかくすべての原稿を書きあげ入稿が完了したことで、とにもかくにもほっとひと息いれたのである。
2009年03月02日(mon)  No.48

3月1日

 昨晩9時過ぎに眠った怜王は早朝5時半過ぎに目を覚まして布団の中で腕を盛んにかいていたが、6時少し前に「もう おきたい…」「しんけんじゃ はじまる?」と言う。「侍戦隊シンケンジャー」は7時半スタートなので、始まる前に起こしてあげるからそれまで布団の中で暖かくしてくれると頼んだがどうしても起きると言うので仕方なく起床。
 暖房を急ピッチで行いひとまず怜王が飲みたいと言うりんごジュースを飲ませ体温を計ってみると、37度ちょうど!ほぼ平熱にもどっていた。そして朝ご飯も残さず食べたので、体調はかなり回復していることが分かる。
 7時半まで待てない怜王のためにキッチンのテーブルの上に携帯をワンセグにして、7時から「バトルスピリッツ 少年突破バシン」から始まり「侍戦隊シンケンジャー」「仮面ライダーディケイド」「フレッシュプリキュア」とテレビ朝日にこども番組は集中しているのである。
 ただ怜王の様子を見ていると「しんけんじゃ」とか「かめんらいだー」などと言っているくせに、どちらかと言うと女の子向けの「フレッシュプリキュア」に夢中で何度も面白がって笑っていたのが可笑しくもあり…。
 それにしても高熱が出てもまったくふだんと変わらない怜王は、快調に遊んでいた。そして昼前何描いた絵を見せに来たの見てみるとなるほど「ふぇらーり」で、とても良く描けていた。が右上の可愛らしい絵を「これは何?」と聞くと、えー何で分かんないのと言った表情で「ふぇらーりの おうまさんだよ…」と言った。なるほどよくよく見ると馬らしいが、何とも可愛らしい「跳ね馬(http://www.ferrariworld.com/FWorld/fw/index.jsp)」である!
 午後になって最近酷くなってきた携帯電話への迷惑メールから逃れるべく、メールアドレス変更を行ない携帯メールアドレスを知っている5名ほどに変更通知メールを送信。
 そして昨日撮影して来た写真から月刊カメラマン用に写真をセレクトし、さらに先日撮影した山咲トオルさんの写真をセレクト加工してY出版社編集部NYさんにデータ転送の「おくりん坊」で送信し納品完了。ウイークデーではないので、データ転送がスムーズで気持ちよい。
 気持ち良いと言えばインフルエンザと診断された怜王は、完全に熱も下がり食意欲も出ている。それは良いのだが朝からテンションが非常に高く、小さな酔っぱらいがいるような感じ…。朝夕飲んでいるインフルエンザの薬「タミフル(http://hobab.fc2web.com/sub6-Tamiflu.htm)」の影響か??
 さてそんな怜王は順調すぎるくらい順調に回復しているのだが、火曜日に学芸大学のクリニックに行くことになっていて明日明後日は幼稚園に行けない。そんな怜王が部屋にいるちょうどその日程的に、月刊カメラマン誌の2本の仕事の締め切り(3日)があると言うのも皮肉なこと…。
 ともかく明日の午前中から昼過ぎくらいまでは自分の時間として使い、おさえの写真を撮りに行くことにしよう。
 学芸大学のクリニックの先生に、朝昼晩の熱をグラフにすることを言われているので体温計で熱を計ってみた。怜王は36度9分とほとんど平熱。ついでに自分の体温をチェックしてみると、36度3分。どうやら体調は安定して来たようだが、それにしても怜王はアレルギー体質でこの世に生まれて来てしまいはしたが、今まで見ていると大病もせずにいて病に強い身体を持っているとつくづく思う。
 9時過ぎ「おとうさんは いつねるの?」などと言いながら怜王は眠りについた。聞かれた時に今日は疲れたから10時くらいに寝ようかなと言うと、じっと時計を見ながら「あと9じかん?」などと分けの輪からにことを口走りつつ…。
 怜王の数字の単位は、聞いていてなかなか面白い。例えば高いとか安いなど漠然とした時に「にじゅうご はっぴやくえん(25/800円)のような言い方をする。それは25.800円と言う意味ではなく、800円より凄く高いあるいは大きい額を怜王的に意味している時に口にする言葉。
 つまり”10時くらい”と言う僕の言葉を、すぐにと言うニュアンスではなくかなり遅い時間に僕が眠るというような意味合いで受け止めたのだろう。あっけなく眠りに落ちた。
2009年03月01日(sun)  No.47

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