零時50分、「かゆい かゆい…」を連呼しながら怜王が目を覚ましお腹の辺りを盛んにかき始めた…。昨日は友人ふた家族+子どもがふたり、我が家の3人を加えると9名が六畳強の部屋に集まり夕方まで楽しく過ごしたのだが、その時誕生日が近いふたりに怜王も食べられるとアイスクリームケーキを購入したのだがその中にもしかしたらアレルゲンである「卵」がはっていたのかも知れないと調べてみると、購入した「スペース トリップ☆‘スヌーピー’の宇宙旅行(ホワイト)」には入っていなかった。 6時過ぎに起きるまで、ゆがって目を覚ますこと5回…。かゆがる当人は可愛そうだが、僕らは怜王以上に起きている時間が長いので体調的に厳しいものが…。それに起きるころから盛んに咳を怜王がしていて、風邪をひいてしまったかもと心配になった。 そんなわけで先週の土曜日に行く予定だった山王病院(アレルギー外来、小児科内科)へ、今日幼稚園を休ませて行かせることにした。 9時半妻と怜王が山王病院へ出掛け、計算はすでに済んでいたがまだ書き上げていなかったが確定申告の用紙を広げ数字を書き込む作業を進め。11時過ぎ確定申告書を持って、祐天寺にある目黒税務署へ。 祐天寺商店街を抜け駒沢通りに出ると、目黒税務署は目と鼻の先。中に入ると10名ほどの人が提出順を待っていた。これくらいの人数だと待ち時間は5分ほど。確定申告の初日の午前中は人数が少ないので、毎年このころに提出をしに行くようにしている。 11時半過ぎ確定申告書を提出し、都立大学に戻った。そして用事があって目黒区西部地区住区サービス事業所に立ち寄り、12時前帰宅。昼食をとったあと、ここ数日撮った写真を整理したり。 1時過ぎ、怜王と妻が帰って来た。アレルギーの検診の方はけっこうかいたりしていたのであまり成果は出せなかったが、咳の方は「アレルギー性の病気を起こす物質の働きを抑制し気管支喘息を治療する薬」の”キプレス細流4mg”、「気管支の緊張やケイレンを抑え、気管支内部を広げて咳や苦しい呼吸を和らげる」”メプチンドライシロップ0.0005%”と中耳に貯まった浸出液を排泄しやすくし中耳炎を治療、鼻の粘膜を修復し正常化、慢性副鼻腔炎の膿みを排出しやすくして痰を排出する」ムコダインDS 33.3%が混合された飲み薬をもらって来た。 帰宅後まるで風邪などひいていないかのように絵を描いたりご飯を食べたり、はたまたミッキーのコスプレをしてきゃーきゃー言っていた怜王が、「おでかけしたい…」と言いつつぐずりはじめた…。外はだんだん寒くなって来たしなるべくなら外出はさせたくないと思っていろいろ説明をしていると「ねむりたくなった…」と言うので布団を敷いてあげた。 するとおもむろにミッキーのぬいぐるみをおもちゃ箱から出して来ていっしょに布団に入ったかと思うと、モノの数秒で寝息が聞こえて来た。昨夜から今朝にかけて何度となく目を覚ましていたので、怜王も睡眠が足りないのである。 時間を見ると、3時半過ぎ。眠る前にホットミルクを飲ませたら牛乳がなくなってしまったので、今朝食べ終わってしまったヨーグルトなどを購入しに東急ストアへ。外はかなり冷え込んで来ていた。 帰ってからモノブロックストロボの発光テストや、カメラのバッテリーの充電等明日の仕事の準備をする。この発光テストをする時、必ず思い出す撮影がある。それは今まで唯一機材の不具合で冷や汗をかいたことがあって、それ以来機材はすべて2セット用意し撮影前の発光テストなどは執拗に行うようになった。 それはどんな冷や汗ものかと言うと、20年ほど前映画監督の大林宣彦氏を自宅で撮影する仕事があって、大林邸でインタビューを先行してもらって機材をセットし始めたところ前日も使用したモノブロックストロボが発光不能になったことがあった。 その時どこが悪かったのか分からないまま(自宅に戻りチェックして行くと、何と5メートルのシンクロコードが接触不良を起こしていた…)、天気が良かったので「外で撮影させたもらえませんか?」と監督に直談判しストロボでの撮影から屋外で撮影に転じた。その時編集者にも大林監督にも、ストロボが発光しないことは伏せ「天気が良いので外で」と臨機応変な状況判断をしたかのように経ち振る舞ったのだが、気づかれはしなかったものの何年経っても忘れられない僕にとって汚点的であり教訓的事件なのであった。 辺りが暗くなった5時半過ぎ、怜王が目を覚ました。寝起きにジュースでもと思い「何か飲むかい?」と聞くとちょっと間をおいて「はぁい…」と答えたので起きてくるのかと思えば、布団に仰向けで横になりそのまま二度寝を…。 7時少し前、怜王が爽やかに起きて来た。3時間半たっぷり眠って調子は良さそうで、咳もしていない!凄い回復力である。しかし食欲(固形物を口にしたくないのが気にかかるが…)はあるようでゼリーやヨーグルトをご飯のように食べ、明日幼稚園に行きたいと言いながら9時半過ぎに妻と寝室へ。 僕は今週中に仕上げなければならない、月刊カメラマン誌Iさんから依頼された原稿(写真はすでに撮影済み)を書く準備をすすめた。そして書きたいこと、書かなくてはならないことの核が見えて来たところで身体中にだるさが出て来たので眠ることにした。 時間を見ると10時半。普通に思えばかなり早い時間だが、昨日寝た時から今朝にかけての怜王の起きたり寝たりの繰り返しが今頃になって睡魔となって僕の身体にまとわりついて来たようだ。そろそろ眠ることにしよう。
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2009年02月16日(mon)
No.38
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